バーに入って棚のウイスキーを見ているときに「白州ってどんな味なのかな?」「どんな飲み方がおいしいのかな?」と考えることはありませんか?
ウイスキー白州は、人気のあるジャパニーズウイスキーなので、どのような飲み方をすれば愉しめるのか気になっている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、ウイスキー白州の特徴とオススメの飲み方を6つ紹介しています。白州に合ったおつまみやグラスのこだわりもあわせてお伝えしています。
この記事を最後まで読めば、今まで知らなかった新しいウイスキーの世界が広がるかもしれません。ぜひ、参考にしてください。
白州はどんなお酒?
白州は、南アルプスの地下水を使用したモルト原酒のシングルモルトウイスキーです。モルト原酒とは、大麦の麦芽だけを使用し、樽で熟成したウイスキーのことです。
バーボン樽、シェリー樽など、さまざまな樽を使用し、種類豊富な原酒が造られています。厳選された原酒の中から経験豊富なブレンダーがウイスキーの掛け合わせをして、白州が誕生しました。
そして、単一の蒸溜所で作られたウイスキーをシングルモルトと呼んでおり、白州は山梨県北杜市にあるサントリー白州蒸溜所で作られています。
白州の特徴は、若葉のような爽やかさとフルーティな香りにあります。後味はスモーキーながらも優しい甘みも感じられるでしょう。
すだちやミントのような香りと甘酸っぱくすっきりとした味わいから「森香るウイスキー」と呼ばれています。
白州はどんな飲み方ができる?
日本人には、ウイスキーの持つスモーキーさや苦みが苦手な方も多くいます。しかし白州のようなジャパニーズウイスキーは、日本人の好みに合うように改良されたものです。
白州はウイスキーの中でも、苦みが抑えられており、爽やかさとほのかな甘みを感じられるのが特徴です。はじめての方にも好まれる白州は、どのような飲み方をしても愉しめるでしょう。
- ストレート
- オンザロック
- 水割り
- カクテル
- トワイスアップ
- ハイボール
ウイスキーが味わえる飲み方を上記6つ紹介します。
はじめての方もウイスキー通の方も、いろいろな飲み方を試して白州を堪能してみてください。
ストレート
白州の特徴的な味を愉しむなら、ストレートで飲むことをオススメします。ストレートは、白州のバニラのような香りと甘みをじっくりと愉しめます。
舌の上に転がすようにして本来の味と香りを味わってください。
ストレートはウイスキーの後味が残りやすいので、一口ごとにチェイサーを飲むと良いです。
チェイサーは水だけと思われる方も多いかと思いますが、ウイスキーよりアルコール度数が低いお酒も含まれます。あなたの好みのチェイサーと組み合わせて、新しい白州の味を体験してください。
オンザロック
白州そのものの愉しみ方は、ストレートのほかにオンザロックで飲む方法もありますよ。
オンザロックはロックグラスに氷と白州だけを入れて飲む方法です。氷はグラスの大きさぐらいに砕いたものを入れてください。
氷が溶けることで加水され、水割りとはまた違う風味を感じられます。氷が溶けるごとに、白州はまろやかな口当たりに変わります。ぜひ、白州の味の変化をじっくりと愉しんでください。
水割り
白州は水割りにしてもおいしいです。白州のすっきりした味わいは、食事とペアリングした際に味を邪魔しないでしょう。
白州1に対して水を2~2.5の割合で水割りを作ります。好みや食事によって濃さを変えても愉しめるので、お好みで試してみてください。
また、白州と水の割合を1:1にする「ハーフロック」もオススメです。氷を入れたグラスにミネラルウォーターを入れると、よりマイルドな口当たりになります。
カクテル
カクテルは、白州にお好みのお酒やジュースを自由に組み合わせる飲み方です。お茶やミルクを合わせる方もいます。
ウイスキー・カクテルで定番なのは「マンハッタン」。白州2に対してスイート・ベルモットを1の割合で作ります。
好みでライムを絞ったりシロップを加えてみて、自分好みにするのも良いです。最後にチェリーを添えれば完成です。
トワイスアップ
水割りは、ウイスキーと冷水で割るのに対して、トワイスアップは常温の水で割ります。水割りよりコクのある味わいになり、よりウイスキーを感じられます。
白州と水の割合は、1:1がオススメです。
ウイスキーミスト
砕いた氷に白州を注ぐ「ウイスキーミスト」もオススメです。霧のようにグラスに水滴がつくことから、ウイスキーミストと呼ばれています。
ロックより小さく砕いた氷を使うことがポイントです。氷をグラスいっぱいに敷きつめ、白州を30~45ml注いだあと、マドラーでしっかり混ぜましょう。最後にレモンを搾ったら完成です。
ハイボール
ハイボールは、ウイスキーを飲み慣れない方でも楽しめる飲み方です。白州は、ジャパニーズウイスキーということもありハイボールとの相性が良いです。
白州1に対してソーダを3~4にして氷をグラスにふんだんに使用し、冷えたソーダを注いでください。混ぜるときは炭酸が抜けないように軽く混ぜてください。
最後にミントやレモンを添えれば、さらに爽やかさがアップします。ハイボールを作る前にグラスを冷やしてもおいしく飲めるので、夏場にオススメの飲み方です。
白州のこだわりの飲み方
白州は、どのような飲み方をしても愉しめますが、食事やグラスにこだわってみてはいかがでしょうか。白州は、和食にも洋食にも合うウイスキーです。
飲み方に合わせて、グラスを揃えてみてもいいかもしれません。ほかのお酒を飲むときにも活用できれば、さらに楽しみが増えるかと思います。
そのままでも十分おいしく飲めますが、更に新しい楽しみ方が見つかるかもしれません。
おつまみにこだわる
白州の飲み方にピッタリ合うおつまみを紹介します。
ハイボールはどのような食事とでも相性が良いですが、特に餃子や唐揚げなど少し味の濃い揚げ物に合います。
また、ロックや水割りには、クリームチーズやサーモンなど、濃厚な味のものや生ハムなどのほどよい塩味があるものと相性が良いです。
白州は、白身魚やお刺身など和食にも合うウイスキーです。ぜひ、いろいろ試してみて、あなたの好みに合うおつまみを探してみてください。
グラスにこだわる
ウイスキーはグラスによって味が微妙に変化します。ウイスキーが好きな方は、グラスにもこだわってみてはいかがでしょうか。
ウイスキーといえばロックグラス。底が広く高さのないグラスです。重すぎず軽すぎず手に収まるものを選びましょう。
グラスの飲み口の厚さがウイスキーの味を左右させます。飲み口の薄いグラスなら、口の中全体に味と香りが広がります。白州の特徴的な味を愉しんでください。
反対に、飲み口が厚いグラスは、ウイスキーの力強さを感じられます。ロックグラスは、ストレートやオンザロック、トワイスアップに向いています。
またハイボールを飲むときは、シンプルな背の高いグラスがオススメです。ハイボールや水割りなど、水やお酒で割るときは、周囲の温度が伝わりにくい柄付きグラスを用いることもオススメします。
白州には種類がたくさんある
白州には、さまざまな種類が販売されており、世界に認められているお酒なので数ある賞を受賞しています。中には、サントリー白州蒸溜所で限定販売されていたものや予約販売されているものなど、現在は手に入れにくいものも含まれています。
- 白州10年
- 白州12年
- 白州18年
- 白州25年
- 白州シェリーカスク
- 白州ヘビリーピテッド
以上6点の紹介をします。
実際に手に取れられる機会がありましたら、ぜひ飲み比べてみてください。
白州10年
白州10年は、酒齢10年以上の原酒100%を誇るシングルモルトウイスキーです。涼やかなスモーキーさとフルーティでクリーミーな深い味が感じられます。
白州特有の新緑のさわやかな香りと、フルーティでほのかな甘みが強く表れています。後味は、穀物のほどよい甘さとスモーキーさ。
最初はストレートで飲んでみて「白州10年」をじっくりと嗜んでください。
白州10年
- アルコール度数:40%
- 内容量:700ml
- オススメの飲み方:ハイボール・ストレート
白州12年
「白州12年」は、酒齢12年以上のシングルモルトウイスキーです。白州10年よりも柔らかな甘みとフルーティさがあり、バニラの香りとスモーキーさがマッチしています。
青リンゴのような爽やかな余韻が鼻腔をくすぐりますよ。
白州12年
- アルコール度数:43%
- 内容量:700ml
- オススメの飲み方:水割り・ハイボール どのような飲み方でも相性が良い
白州18年
白州18年は、酒齢18年以上の熟成モルト原酒のみを使用したウイスキーです。熟した果実と森の深い香りが鼻を抜けていきます。
白州12年よりコクが増し、甘みが強いテイストです。樽香の余韻に浸ってください。
白州18年
- アルコール度数:43%
- 内容量:700ml
- オススメの飲み方:ストレート
白州25年
白州25年は、酒齢25年以上の長期熟成されたクリーミーな味わいのウイスキーです。オーク樽とシェリー樽の原酒を使用しており、貴重な原酒となっています。
果実のようなコクと甘みの中に、ナッツのような香ばしさが感じられます。後味に青リンゴのような爽やかさが残ります。
白州25年 ※数量限定
- アルコール度数:43%
- 内容量:700ml
- オススメの飲み方:ストレート・トワイスアップ
白州シェリーカスク
白州シェリーカスクは、スパニッシュオークを使用したシェリー樽です。熟成されたモルト原酒。甘酸っぱいフルーツフレイバーが特徴です。
爽快なシェリーの甘みと香りを愉しんでください。余韻にウイスキー独特の苦みが感じられるでしょう。
白州シェリーカスクは、限定販売されていますが、現在も人気があり高値で取引されるほどです。
白州シェリーカスク
- アルコール度数:48%
- 内容量:700ml
- オススメの飲み方:ストレート
白州ヘビリーピーテッド
白州ヘビリーピーテッドは、白州の中でもスモーキータイプの原酒から選ばれています。アメリカンホワイトオーク樽で熟成させた、スモーキーな余韻が特徴のウイスキーです。
爽やかさとほのかな甘みが白州の味わいを引き継いでいます。バニラのような甘みと香りが口の中に広がります。
白州ヘビリーピーテッド
- アルコール度数:48%
- 内容量:700ml
- オススメの飲み方:ストレート
白州はどこで買える?
白州は、世界的にも認められ、さまざまなタイトルの金賞を受賞しています。そのためウイスキーが好きな方は、一度白州を口にしたいと考えるのではないでしょうか?
白州は、限定販売されているものもあり、すぐに手に入らないものもあります。公式ホームページで、予約販売をされることもありますが、即日完売してしまいます。
そのため、インターネットで高値で取引されることが多いです。競合が多く市場にあまり出回らないので、白州を定価で購入するのは難しくなっています。
しかし、ベビーボトルなら近くの酒店やスーパーで手に入る可能性が高いです。インターネットでもレギュラーサイズより安価で取引されているため、試しやすいでしょう。
白州を味わってみたいなら、実際に「サントリー白州蒸溜所」に足を運んでみることもオススメです。白州を試飲できるバーがあるので、飲み比べることも可能です。
白州の評判
白州を飲んだ方の評判を紹介します。白州は、爽やかな味わいが人気のお酒ですが、良い口コミも悪い口コミもみられました。
まずは、良い口コミから紹介します。
【 レビュー : 50代 男性 】
口に入れた時は、かるい感じですけど、次の瞬間芳醇な香りが口いっぱいに広がって美味いです。ストレートかロックがオススメです。
出典:https://xn--o9j0bk93a4ctbxh.com/sake/sake29.html
【 レビュー : 30代 女性 】
いつもハイボールにして飲んでいます。香りが素晴らしく、美味ですね。お酒がそんなに強くない私でも残ずスッキリ。費用対効果はいいと思います。
出典:https://xn--o9j0bk93a4ctbxh.com/sake/sake29.html
【 レビュー : 30代 男性 】
響、山崎、知多と比べるとこの商品だけ風味の傾向が全然違います。上記3種は、それぞれ微妙に異なりますが、甘みを感じるウイスキーなのに対し、白州はミントやハーブのような風味があり、ハイボールにすると甘くないモヒートのような爽やかなハイボールになります。正直に言うと好みが分かれると思いますが、爽やかなお酒が好きな人にはオススメです。
出典:https://xn--o9j0bk93a4ctbxh.com/sake/sake29.html
良い口コミの中には、爽やかな風味がおいしいというコメントが多くみられました。口当たりが良いので、はじめての方でも楽しめるようです。
続いて、悪い口コミを紹介します。
【 レビュー : 40代 男性 】
白州は味、香りがしっかりとしながらも澄んだ様な爽やかな透き通った味わいで、美味しい。ただ、難点なのが値段が高い。同価格帯だと他にも優秀なウイスキーがたくさんあるので、次は買いません。
出典:https://xn--o9j0bk93a4ctbxh.com/sake/sake29.html
山崎もノンエイジはあまり美味しくないので
これもそれと同じで美味しくなかった
深みがなくて少しピート臭い
出典:https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B00840PFXU/ref=cm_cr_getr_d_paging_btm_next_2?filterByStar=one_star&pageNumber=2
悪い口コミの中には、ウイスキー自体の好みが合わないのか、深みやコクに物足りなさを感じる方もいるようです。
また、味は良いが購入したくてもなかなか手に入らないため、値段に釣り合わないと感じる方もいました。
Amazonなどで購入する場合は、高値で取引されているため期待が高まっているからかもしれません。定価で購入する場合は、小まめにチェックをしたり、知り合いに頼んで入荷した頃を教えてもらったりすると良いでしょう。
サントリー白州蒸溜所に行って味わってみよう
「サントリー白州蒸溜所」は、山梨県北杜市にあります。駒ヶ岳や八ヶ岳など、自然豊かな南アルプス山麓。標高約700m、約82万平方メートルもある雄大な森の中に立てられているため「森の蒸溜所」と呼ばれています。
白州蒸溜所では、多くの原酒の中から熟練のブレンダーが選ぶにふさわしい、シングルモルトウイスキーです。若葉のようなみずみずしさとフルーティな爽やかな香り、口に広がる甘みとスモーキーさ。軽いのに、深みが感じられる白州をぜひ、堪能してください。
また白州蒸溜所には、白州を試飲できるレストランやバーがあります。山梨県を観光の際は、ぜひ足を延ばして白州を味わってみてください。
また、ウイスキーの歴史を学んだり買い物を楽しんだりもできます。白州蒸溜所を見学するためには、予約をしないと中に入れませんので、ご注意ください。
サントリー白州蒸溜所
- 〒408ー0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913ー1
- 0551-35-2211 (9:30~16:30)
- 駐車場:約200台
- サントリー白州蒸溜所公式HP
まとめ
この記事では、白州の種類やオススメの飲み方を紹介しました。白州はさまざまな種類が販売されており、それぞれ異なった特徴を持っています。
白州の飲み比べをしたい方は、一度ストレートで味わってみて、白州の特徴と味わいを満喫してください。ウイスキーの飲み方はバラエティ豊かで、飲み方によってウイスキーの趣は変わるかと思います。
グラスやおつまみにこだわって、今まで感じたことのないウイスキーの世界を感じてください。
白州蒸溜所では、白州をはじめとした、多種多様な白州ウイスキーを扱っています。白州蒸溜所限定のものも、タイミングがよければ口にできるかもしれません。
山梨県で自然の恵みを受けた白州は、現地で飲むとまた違う心地良さを感じられるかもしれません。