【更新:一年の総決算】中古購入1年目のフェラーリF355スパイダーの維持費!一年乗ってどれだけかかったのかを大公開!

【更新:一年の総決算】中古購入1年目のフェラーリF355スパイダーの維持費!一年乗ってどれだけかかったのかを大公開!

こんにちははっしーです。F355がウチに来て一年が経ちました。首都高や八ヶ岳で走り、音を楽しませてもらいましたし、トラブルもありましたが、この一年で一体いくら維持費がかかったのか、お知らせしようと思います!
色が素晴らしいです。ブルーセブリングメタリックと言う色で明るいブルーですが深みがある色なので光の当たり方によって見え方が変わってきます。F355は328などと比べると直線的な印象ですが、この色のおかげか、ボディの抑揚が色でわかり、デザインがより魅力的に見える気がします。

F355は1994年にマラネッロにあるフェラーリ本社で発表された車ですが同時代の車のデザインは80年代のカクカクした車から流線型が主流になる頃に当たります。カクカクした車と比較してみましょう。MOBYさんの歴代クラウンの記事が参考になります。

1983年から1987年に販売された7代目のクラウンです。四角くて、直接的でエッジがきいてますね。ソリッドな白がまたいい!これが90年代に入ると流線型に変わってきます。空気抵抗を示すCd値がカタログや雑誌の記事に載るようになってきたころだと記憶しています。

こちらは1991年から1995年まで販売された9代目クラウンですだいぶ丸みを帯びてきました。ボディに厚みが出て真っ平らな平面ではなく、婉曲した面で構成され断面が楕円っぽくなりました。なんとなく目が優しくなった感じで、ルーフから、Cピラーの線がなだらかになりました。それに比べると7代目クラウンのルーフ後端は触ったらキレそうなくらいエッジが立ってます。一体何が変わったのかと言うくらいデザインのテイストが変わっていることがわかります。9代目クラウンはボディカラーがパール系と言うかメタリック系になって流線型のボディの変化が分かりやすくなっていますね。

フェラーリのデザインの変化も見てみましょう。クラウンと同じく328 と355を見比べてみましょう。328GTS フェラーリ

328GTSです。ピニンファリーナデザインのフェラーリらしいグラマラスな線ですが512BBやDino 246GTの抑揚がある鋭角なラインと比べると直線的でノーズも四角く切り落とされた感じになっています。

AUTOCARさんからお借りした画像ですがDino 246GTは抑揚あるボディがかっこいいですね。ノーズもスクエアではなく鋭角です。これと比べれば328はかなりカクカクしていますので、当時のピニンファリーナのデザイナーは80年代の流行を意識していたんだろうなと思ます。

F355を見てみると9代目クラウンに見られたように、ボディに厚みが出てきて断面が楕円形に近づきました。一方でフロントガラスの左右の端からタイヤの上を通るラインは直線的になりました。ボンネットのリトラクタブルライトの辺りは328より丸みがあってかわいい雰囲気になってきました。歴代のフェラーリの写真を比べてデザインの変遷を見てみるのも楽しいですね。こんな美しい車たちを、しっかり維持して、ぜひ未来に残していきたいですね!

とはいえお金は有限ですので維持費はなんとか安くあげたいところです。話を維持費に戻しましょう。以前328GTSの記事でも書きましたが通常、車にかかる維持費とは大きく分けると次の7個のカテゴリーに分けることができます。

  1. 税金(自動車税、重量税)
  2. 車検費用
  3. 保険料(任意、自賠責)
  4. 駐車場家賃
  5. ガソリン代、高速道路利用料
  6. 修理費
  7. 改造費

1と2と3のうち自賠責分、4は車を登録して置いておくだけでかかるお金ですね。もしナンバーを切って置いておくだけであれば4の駐車場代が必ずかかるお金になります。まずはこれら絶対に必要なお金から見ていきましょう。保険と駐車場家賃は節約できる項目なので、しっかり考えましょう!ちなみに僕はf355については大失敗でした。。

まずは1.税金の自動車税です。自動車税は毎年5月ごろに請求が来る、自動車の排気量や登録年数に応じて支払う税金です。排気量1リットル以下であれば25,000円で6リッター以上の車であれば11万円です排気量に応じて段階的に課税額が変わってきます。因みに812Superfastは排気量6.5リッターですから最大の税額になります。たっかいですねー。でも車への愛があれば払えますよね。F355は排気量が3.5リッターで新車登録から22年経っていますので登録から13年以上経った車の場合は増額されるルールに従い66,700円になります。古い車の税金を高くするのは新しい車への買い替えを誘導して消費を喚起する政策なのですが、車文化を残すという考えは日本政府には希薄ですね。日本では車文化を残していくのは個人のオーナーにかかっているので、頑張りたいと思います!

重量税車検の度に支払う税金です。名前の通り車の重さによって税額が変わります。またエコカーなら安くなり、登録年数が立つと値段が上がります。またもや旧車には厳しい制度です。最小はエコカーの場合で0円!最大は3トンの登録18年以上で75,600円で年額は36,800円です。328GTSと同じくF355も全くエコではなく、1、4トンで18年以上経過していますので37,800円になりますし。年間18,900円です。

2.車検費用については部品交換などの修理費用を、重量税を除けば数万円のはずです。まだ車検時期が来ていないので今後車検の時にポートします。

3.保険料は自賠責は普通自動車であれば一律の値段です。保険期間で値段が変わります。24カ月であれば21,550円、年額で10,775円です。任意保険料は保険の保障範囲や車種、保険加入者の等級で金額が決まります。f355は初めて購入した高額な車であったこともあり、満額の車両保険に入りました。増車であったことから等級は6Sという初心者等級であったため、保険料は年額50数万円でした。これはほんとに大失敗でした。でも安心ではあったのでよかったと言い聞かせてます。初心者でびびった結果なので忘れずに書き残しておきます。。。今年はその反省から、乗らない時は最低限の保障とし、乗る日だけ車両保険や対人、対物の保証をつけるという自動車保険に入ったので約半額にできました。皆さんも保険のプロに相談することをおすすめしたいです。

4.駐車場家賃ですが、都内で借りている時は月5万円でした。車幅が1900mmあり、大型車が入る駐車場でないと停めることができず、賃料が高くなってしまいました。途中で八ヶ岳にガレージを借りたため月2.2万円に下がりました。フェラーリ f355 ガレージ

 

八ヶ岳のガレージは警備もついて換気扇や電源もあってお得だと思ってます。一年のうち最初の3カ月が5万で残りは2.2万ですから駐車場の家賃は年額34.8万です。

5ガソリン代は当然走行距離に応じてかかってきます。今年1年間の走行距離は750kmなので6回くらいしか給油はしていません。一回5千円なので3万円です。高速代は一回2千円x12回で2万4千円です。近所を走って音やコーナリングを楽しんでるだけならこんなもんだと思います。最近は洗車のために高速道路を走るだけですから、ほんとお金がかかってません。八ヶ岳はワインディングや坂道が豊富ですから安くドライブを楽しむには本当に良いところだと思います。

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#ferrariF355 で#道の駅小渕沢 から気持ちいい#ワインディング へ #八ヶ岳高原道路 は#道の駅こぶちざわ と#清里ライン を結ぶ道ですが、道の駅こぶちざわから行くと登りのワインディングでパワー のある車でも 踏めて楽しい です。 #ヘアピンカーブ が続くような狭い峠道ではないので、F355 にはちょうど良い感じです。 #フェラーリ #f355spider の#フェラーリサウンド を響かせても大丈夫かも。。。 #legendarycar #windingroad #drivecourse #countrydrive #ドライブコース 対向車少なめ 早朝がオススメ #Ferrari #ferrarisound #ferrarimovie #ネオクラシック#イタリア車 #イタリア車がある生活 #イタ車 #マフラー音 #名車#希少車 #趣味車 #hobbycar #v8ferrari#v8フェラーリ#ferrarivintage

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最近動画を撮ってなくて古いやつを使い回しているので、今度撮ってきますね!

6修理費、7改造費は全くかかってません。マイナートラブルはあったものの、修理費用がかかるような大きなトラブルや故障はなく元気に一年走ってくれました。750kmしか走らなかったことが良い結果に繋がったと思います。328GTSの記事でも書きましたが、無駄に走らないことが本当に重要です。もちろんロングドライブに行くのは楽しいですし、いつでも趣味車に乗りたいという気持ちは止められません。でも大パワーの車は排熱量が大きく、エンジンルーム内の樹脂やゴムのパーツの寿命が短いですし、F355の場合ではバルブが走行距離に応じて徐々に溶けて排気漏れを起こします。排気もれが起きると、アメ車のv8みたいなボボボボっという不連続な音になってしまいます。また大パワーを受け止める駆動系も消耗が早いです。クラッチは乗り方によって寿命が早くなったり遅くなったりします。距離を走ることは車を少しづつ痛めているということを忘れずに、瞬間瞬間を大事に楽しみましょう!壊れても部品はありますし、走らないとどんどん調子が悪くなるので、存分に楽しみながら走らせてあげてください!

f355 フェラーリ

左上に富士山が見えますが、田舎道にもf355は映えますね。328GTSの記事では趣味車を複数持つことが一台当たりの走行距離を減らし、トラブルを低減して引いては維持費の削減につながるとお伝えしました。f355の場合はそれだけではなく、気兼ねなく車を走らせられる良いドライブコースが近くにあり、車と短時間で濃密な時間を過ごせたので、より良い結果が出たのではと思います。

実はここまででは全部の維持費を紹介できていません。8.洗車代、その他があります。コイン洗車代や洗車用品代は5千円程度、八ヶ岳と東京の間で車を移動させる時のローダー代が一回4万x2回かかっています。

年額の維持費合計は約110万円ほどのなります。

約半分を占める任意保険代で失敗したので、次の一年は大幅に下がると期待しています!一方で12カ月点検で大幅な修理が入ると維持費は膨らむ可能性があります。悪いところが見つければ直しちゃいますから、節約どころではありません。保険料や駐車場家賃など下げられるものはしっかりさげて大きな修理時にお金を当てられるようにしていきたいです。例えばタイミングベルト交換はf355の場合、エンジンをおろす必要があります。それだけで50万程度はかかってきます。ついでにエンジンオーバーホールして、など色々やっていると100万越えの費用がかかってきます。

f355のクラッチの写真です。こいつは車の後端にあるので交換費用は20万円程度です。今のところクラッチに異常はありませんが、いつかは交換しなくてはいけません。その他オイル交換など12カ月点検の話は車が帰ってきてから報告しますね!お楽しみに!

 

<ここから追記>

12カ月点検から帰ってきました。結局かかったお金は40万円でした。12カ月点検のオイル交換やフィルター交換、クーラントや破れたブーツ交換などで17万円ここまでは普通にあるやつですね。

加えてO2センサーの異常があり交換したのと、パワーウインドウのレギュレータが壊れてガタガタ言ってたので交換したため23万ほど追加でかかってしまいました。以前から低回転や低音時にプラグかぶりのような感じで、不連続な爆発となりアメ車のv8エンジンのような音がしていたのはO2センサーが異常で、ガソリンの吐出量が多くなっていたことが要因とわかりましたので、とても良かったです。

フォォーって言うF355ならではの音も完全復活してくれました。多少お金はかかったものの満足です!

上記の110万円と合わせて賞味で150万円!きょねんや駐車場と保険料が高くつきましたが、今年はもうちょっと抑えられる予定です。車を大事にすることはいいことですが、大切にかつリーズナブルに維持できる方法を突き詰めていこうと思います。来年いくらになるか楽しみにしていてくださいね!

 

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