炎が美しい点が特徴の「バイオエタノール暖炉」という製品に興味を持つようになったきっかけは、人それぞれです。
「他のキャンプサイトの人が、おしゃれなランタンのようなものを持っていたから」
「焚火台よりも手軽に、ただボーっと炎を眺めていたいから」
このように、暖炉や炎のニーズはさまざま。しかしおしゃれなぶん、仕組みやメリットが分からずに困っていませんか?
もしバイオエタノール暖炉に詳しくなれば、キャンプが一段と楽しくなるでしょう。
この記事では「バイオエタノール暖炉」に興味を持っている人に向けて、基礎情報やおすすめの製品についてご紹介していきます。
- 1. バイオエタノール暖炉がキャンプにオススメの理由
- 2. キャンプサイトをおしゃれに演出するバイオエタノール暖炉9選
- 2.1. 設置場所を選ばない「KRATKI クラトキ MISA ミサ 自立型暖炉」
- 2.2. テーブルトップタイプの「プラニカ チャンティコグラスファイヤー」
- 2.3. 耐風性に優れた「LovinFlame ラビンフレーム 」
- 2.4. 360℃から踊る炎を鑑賞できる「エタノールファイアピット」
- 2.5. エレガントな三日月のデザイン「モダンクレセントムーンシェイプファイアピット」
- 2.6. シックでデザイン性が高い「Elder Story テーブルトップ バイオエタノール暖炉」
- 2.7. 屋外・屋内兼用のシンプルなデザイン「COLSEN 卓上 バイオエタノール」
- 2.8. 丸いデザインが魅力的「ラウンドガラス テーブルトップ ファイアボウル」
- 2.9. どんな空間にもマッチ「Regal Flame 47 Inch EBP4047」
- 3. キャンプサイトで活躍!バイオエタノール暖炉を取り入れよう
バイオエタノール暖炉がキャンプにオススメの理由
ここではバイオエタノール暖炉の仕組みやメリット・デメリットをご紹介します。
仕組みといいましたが、それ自体は難しいものではないので、誰でも理解しやすいかと思います。
自分のニーズと照らし合わせながら、製品が必要かどうか考えてみてください。
バイオエタノール暖炉の仕組みはどうなってるの?
バイオエタノール暖炉は、名前の通り燃料にバイオエタノールを使用する暖炉です。
燃焼すると水と二酸化炭素しか出ないのがバイオエタノールの特徴で、煙突が不要な仕組みになっています。
煙突が必要ないので暖炉だけで独立でき、大きさやデザインによっては持ち運びが可能です。
また、通常の暖炉で化学燃料を使うと大気中の二酸化炭素が増加して、地球温暖化に繋がりますが、サトウキビやトウモロコシを原料とするバイオエタノールは、エコな燃料としても注目されています。
どんなエネルギーを使うのにも環境に配慮する近年の考え方にマッチした製品です。
バイオエタノール暖炉を使うメリット
- バイオエタノール暖炉では暖を取れる
- 暖炉の目的をチェックしよう
やはり「暖炉」というからには、見るだけではなく暖かさを感じられる暖炉を使いたい人も多いでしょう。
バイオエタノール暖炉は燃料が異なる本物の炎を燃やすので、暖を取れるのがメリットです。
空気を温めるのではなく近くに熱源がある状態なので、より暖かさを感じられます。
しかし、炎の揺らぎを眺めるのが目的として作られた製品も多くあります。
そのようなバイオエタノール暖炉は暖かさを期待できません。
欲しいバイオエタノール暖炉の説明や見た目をチェックして、何を目的にした製品かを確認してください。
製品選びで失敗しないコツは、前もってその製品に何を求めているかをハッキリさせることです。
- バイオエタノール暖炉は煤(すす)の掃除が不要
- 薪ストーブの場合は煙突の掃除が必要
バイオエタノール暖炉は、煤(すす)の掃除に手間取らないメリットがあります。
薪ストーブを使用すると煤(すす)が溜まるので、定期的な掃除が欠かせません。
ときには屋根に登って煙突掃除を行いますが、高所に慣れていない人も多いでしょう。
そうなると、薪ストーブを掃除するために人手がいるので、その分手間がかかります。
その点バイオエタノール暖炉には煙突がないので、屋根に登って掃除をしなくてもいいのです。
「掃除が大変ではない」というのは大きなメリットではないでしょうか?
- バイオエタノール暖炉はデザイン性が高い
- これからたくさんの製品が提供される可能性がある
バイオエタノール暖炉はデザインが優れた製品が多く、キャンプサイトのインテリアになります。
四角形、楕円形、丸型など形が多様化してますし、どこにでも設置できるものが多いです。
多様化したニーズに応えられる製品カテゴリーであり、日本でもバイオエタノール暖炉の魅力に気づきはじめています。
そのため、これからたくさんの製品が展開するかもしれません。
バイオエタノール暖炉にはシンプルな製品から、どこにもない独自のデザインまで幅広くあります。
キャンプサイトの雰囲気作りにこだわる人は、どんな種類があるのかチェックしてください。
バイオエタノール暖炉を使うデメリット
バイオエタノール暖炉は本体の価格が高い製品が多くあります。
そのため、初心者が取り入れるには、ハードルが高いことがデメリットです。
デザイン性が高い製品なら20万円以上かかるバイオエタノール暖炉もあります。
購入のハードルが高いので、目的が暖房だけならキャンプでは薪で良いかもしれません。
ただ管理やセッティングの問題でバイオエタノール暖炉は、お手軽なので薪が面倒という方にはおすすめです。
また、バイオエタノール暖炉は、有害物質こそ出ませんが、二酸化炭素が出るので換気が欠かせないことをデメリットだと捉える人もいます。
しかし炎が本物である以上、換気が欠かせないのはある意味当然です。
定期的な換気がデメリットだと感じる人は、炎を扱う製品ではなくて燃えない炎のインテリアが合っています。
日常の慌ただしさを忘れてのんびりしたい人や自然に囲まれながら炎を眺めたいという人は、バイオエタノール暖炉にしましょう。
キャンプサイトをおしゃれに演出するバイオエタノール暖炉9選
キャンプサイトの雰囲気を作るバイオエタノール暖炉の製品をご紹介します。
燃料が異なる炎を扱う商品なので、各メーカーが推奨する使用方法を守って周囲に気をつけてご使用ください。
何度もキャンプに行ってマンネリ化を感じている人は、新しい製品を取り入れるのも良いかもしれません。
設置場所を選ばない「KRATKI クラトキ MISA ミサ 自立型暖炉」
重さ | 8.5kg |
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サイズ | W:717mmH:171mmD:400mm |
湾曲したボディから燃え上がる炎がおしゃれなバイオエタノール暖炉です。
どこにでも置ける自立型で、ホワイト、ブラック、グレーのカラー展開。
キャンプサイトではインテリアにインパクトを与えつつ、周囲の雰囲気となじみます。
またポーランドで生産された製品なので、日本ではなかなか見つからないデザインです。
kratki社はポーランドの暖炉メーカーで、60カ国で製品を販売した実績があります。
外国製でありながら、販売実績が豊富で信頼の厚いメーカーを探している人にもおすすめです。
テーブルトップタイプの「プラニカ チャンティコグラスファイヤー」
重さ | 4.2kg |
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サイズ | 幅251mm×高さ361mm |
インドア、アウトドア兼用なので、キャンプが終わってからも楽しめるバイオエタノール暖炉です。
コンパクトな製品なのでキャンプでテーブルトップとしても使用可能。
屋外や屋内など、どこでも使いたい人におすすめです。
耐風性に優れた「LovinFlame ラビンフレーム 」
重さ | – |
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サイズ | W405mm×D155mm×H100mm |
LovinFlame ラビンフレームは、耐風性を重視しているので、アウトドアで活用できるバイオエタノール暖炉です。
オリジナリティが高いデザインより、耐風性や持ち運びやすさを重視してシンプルな設計になっています。
デザインよりも機能性を求める人におすすめの製品です。また、臭いのでない炎を使用しているので匂いが気になる人にはおすすめです。
360℃から踊る炎を鑑賞できる「エタノールファイアピット」
重さ | 3kg |
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サイズ | 254mm * 127mm |
ユニークでありながらシンプルな丸型のバイオエタノール暖炉です。
材質はコンクリート複合材でカラーはグレーと、灰皿のような見た目です。
そのためテーブルに置いても違和感が少なく、キャンプや屋外テラスなどさまざまな用途で活躍できます。
一般的なものに比べると価格がリーズナブルなので、バイオエタノール暖炉が初心者の人でも購入しやすいです。
エレガントな三日月のデザイン「モダンクレセントムーンシェイプファイアピット」
重さ | 2kg |
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サイズ | 26・24・16 cm |
白い三日月のような形がエレガントで、インテリアを華やかにするバイオエタノール暖炉です。
キャンプサイトに設置すると、こちらのデザインに興味を持った人から注目を集めるかもしれません。
オリジナリティが高いデザインなので、新しい話題を作りたいときにもおすすめの製品です。
シックでデザイン性が高い「Elder Story テーブルトップ バイオエタノール暖炉」
重さ | 13.6ポンド |
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サイズ | 39.9×19.8x30cm |
湾曲した黒のボディに透明なガラスがついている、オリジナリティ溢れる製品です。
同じ製品でブラックとホワイトの展開があり、ブラックはよりシックな空間を演出可能。
バイオエタノール暖炉の市場では一般的でないデザインが魅力的で、ひとりで過ごすキャンプでもおしゃれな雰囲気を作ります。
屋外・屋内兼用のシンプルなデザイン「COLSEN 卓上 バイオエタノール」
重さ | 2.27kg |
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サイズ | 30.48×25.4×20.32cm |
卓上でありながら、上から見ると四角形がダイヤの形で、ここにしかない形が魅力。
オレンジの炎が一カ所から燃えるタイプなので、キャンプサイトで小さな炎を眺めたい人に向いています。
COLSEN 卓上 バイオエタノールは、軽量なので持ち物多いキャンプでもかさばりません。
屋外でも気軽におしゃれが楽しめるので、気になる人はひとつ持ってはいかがでしょうか?
丸いデザインが魅力的「ラウンドガラス テーブルトップ ファイアボウル」
重さ | – |
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サイズ | 高さ13.5インチ |
楕円形や四角形、一部が湾曲したデザインの製品は、ほかの製品にもありますよね。
しかし、ボディのほとんどが丸型の製品はあまりなかったと思います。
ラウンドガラス テーブルトップ ファイアボウルは丸型に土台がついている、大きな鍵穴のような見た目をしたバイオエタノール暖炉です。
テーブルに配置すると、炎を燃やしていなくてもそれだけでインテリアとして映えます。
ひとつあるだけでお部屋やキャンプサイトの雰囲気がガラッと変わる、そんな製品です。
どんな空間にもマッチ「Regal Flame 47 Inch EBP4047」
重さ | – |
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サイズ | 幅17.7インチ×奥行6インチx高さ2.8インチ/td> |
細長い独特なボディでありながら、長方形でシルバーなので、設置する場所を選びません。
インパクトがあり、どんなキャンプサイトにもマッチする製品を探している人におすすめです。
こちらは横幅が広く、横に伸びる炎の揺らぎが独特の空間を作ります。
キャンプサイトで活躍!バイオエタノール暖炉を取り入れよう
キャンプサイトの空間づくりで役立つバイオエタノール暖炉は、魅力的な製品が多いことが分かりました。
改めて見ると外国産が多いですが、その専門性にはこだわりを感じます。
安全性を維持するために、使用するときは独自の判断でほかの燃料を使うことはおすすめしません。
そのためメーカーが推奨している方法を採用しましょう。紹介した製品は炎を扱うので取り扱いに気をつけた上、最後は忘れずに消火してください。
キャンプサイトにバイオエタノール暖炉を設置して、最高のキャンプライフを楽しみましょう!