「初心者でDIYをしてみたいけどやり方が分からない」「自宅の庭に物置小屋をDIYしてみたい」このようなことを考えている方も多いのではないでしょうか。
物置小屋を自作してみたい方は、DIYのやり方や全体の流れ、予算などを把握しておく必要があります。
そこで、この記事では、物置小屋をDIYする方法やおすすめキットなどを徹底解説いたします。
物置小屋をDIYしてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。この記事を読めば、DIYのコツを習得できます!
物置小屋をDIYする大まかな流れ
DIY初心者の方は「何から始めていいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこでまず、物置小屋をDIYするには、作業工程のおおまかな流れを把握する必要があります。
ここでは、物置小屋をDIYするおおまかな手順を解説していきます。
①設計図の作成
まず、物置小屋をDIYするのに必要な工程が設計図の作成です。
なんとなくのイメージで物置小屋を描けていても、自作でするとなると設計図の作成が必要になってきます。
簡単な設計図でもいいので、小屋の大きさや高さ、梁の配置などの骨組みを書いていきましょう。
最初に設計図を書くことで、物置小屋の寸法はどのくらいか、どれくらいの材料が必要かも把握できます。
余分に材料を買わなくて済むだけでなく、設計中のミスを防ぐことにもつながるので、まず最初に設計図を書いて、完成図をイメージしましょう。
②土台・床作り
設計図を描いた後に行う手順が基礎・土台作りです。
まず、4つ角と真ん中に穴を掘って束石が平行になるように砂利で調整して埋めていきます。
束石を水平になるように配置した後に、束石に木材を設置していきます。
水平器を上手く使って丁寧に木材を設置していったら、床用の板をビスで固定すれば土台の完成です。
③小屋の骨組み作り
壁と屋根を作る前に、小屋の骨組みを作る必要があります。
全て木材を使う場合は、土台と似たような用途で、後に付ける窓やドアなどの位置を配慮した上で各面を作成し、それぞれの面を組み立てていきます。
各面を作る際に、それぞれの面と組み立てることを想定して、ビスを入れる部分の下書きなどを忘れないようにしましょう。
最初の設計図に合わせて各面の木材を切っていき、L字金具で固定して各面をつなげて、必ず筋交いを入れるようにして、四角い部分を完成させます。
角度を調整しながら三角屋根の骨格を作成して、骨組みが出来たらべニア板を貼っていけば三角屋根の物置小屋の骨組みが完成になります。
④壁作り
壁作りに関して一番難関なのは、木材を適切にカットすることです。
下書きを丁寧に行い、骨組み通りにハマるようカットしていきましょう。
木材のカットの後は、骨組みに合わせてビスを打って合板を貼り付けていきます。
続いて、耐水性の高い物置小屋になるように、防水シートを各面に貼っていきます。
色を塗りたい場合は、合板を骨組み貼り付ける前に木材に色を塗り、ヤスリをかけて再度塗り直すと光沢が出るようになるでしょう。
⑤屋根作り
屋根作りは、壁よりも形が複雑なので、より丁寧に下書きを行い、慎重にカットしていきましょう。
屋根も壁と同様に、ビスで合板を張り付けていけば、一気に物置小屋の形が見えてきます。
屋根用の防水シートを下の方から順にタッカーで貼り、雨漏りを防ぐために、屋根のサイズに応じて防水シートを15センチぐらい線がある部分で重ねて貼るようにしましょう。
自身の選んだ屋根材を接着剤やビスを使って合板の上から貼っていけば、屋根完成です。
⑥ドアづくり
まずは、ドアのサイズに合わせて木材をカットして、ドアの枠となる部分を作っていき、枠の中に筋交を入れます。
筋交を入れないとドアの重さで段々と歪んできてしまう可能性があるので、注意しましょう。
枠に板を貼ったあとは、ドアが勝手に開いてこないように金具で固定し、取手を金具で付けます。
また、ドアが小屋の中に入ってこないように内側の下にガードするための気を付ければ完成です。
ドアが完成したら小屋に固定する頑丈な蝶番をいくつか付けておきましょう。
DIYする物置小屋にかかる費用は高い⁈
初心者でも物置小屋をDIYができることを知って、「やってみたいけど費用が高そう」と不安視する方も多いのではないでしょうか。
実際、物置小屋をDIYする場合、木材やビス、コンクリートブロック、防水シート、接着剤などなどたくさんの材料が必要です。
また、物置小屋の用途や使う素材、サイズ感によって予算もかなり変化しますが、予算を抑えれば材料費は10万円かからずに作成できます。
ドライバーや丸ノコなどを持っていない初心者の方は、別途で機材の費用が発生することもあるでしょう。
メーカーや外注で頼んだ場合、合計で20万円~50万円かかるものもありますが、物置小屋DIYキットで作るなど予算を抑えれば、3万円~10万円弱で物置小屋をDIYすることが可能です。
DIYで物置小屋を作るためのおすすめキット
物置小屋をDIYするのに、全て自分でデザインも考えて作るのが少しハードルに感じてしまう方もいるでしょう。
そんな方には、物置小屋をDIYするためのおすすめキットがあるので、おすすめキットを3つ紹介します。
①日本住宅にピッタリの木調の物置小屋
KETERの物置は日本の住宅にちょうどいいサイズ感と木調の可愛いパネルが魅力的な物置小屋。
おしゃれなデザイン性だけでなく、樹脂製でメンテナンスフリーなため、初心者の方でも扱いやすい置物小屋です。
南京錠設置穴があるので、ご一緒に南京錠を購入すると、防犯面も安心です。
説明書には絵で説明が書かれており、初心者の方でも簡単に制作できるので、初めて物置小屋キットを購入したい方にはおすすめです。
メーカー名 | KETER |
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カラー | ブラウン |
サイズ | 外寸:約横幅126×奥行183×高さ204cm ドア寸法:約横幅65×高さ176cm 内寸:約横幅112×奥行176.5×高さ199.8cm |
②メタルシェッドな物置小屋
アイリスプラザの物置は頑丈設計なメタルシェッドで、屋外にたっぷり収納できます。
自転車置き場やバイクガレージにもなるほどの大型収納庫で、タイヤや釣り竿などの趣味のアイテムを保管するのに最適です。
床は付属していないので、出入りが多く頑丈な床を希望な方は、ウッドフロアの設置がおすすめです。
コストパフォーマンスが高い物置小屋なので、初心者の方にもおすすめですが、組立は複数人で行った方が良いでしょう。
メーカー名 | アイリスプラザ |
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カラー | ホワイト |
サイズ | 幅約191×奥行約111×高さ約195 |
③骨組みに便利な金具キット
骨組みを組み立てるのが楽になる金具のキットで、物置小屋DIYをするのに持っておくと便利です。
こちらのキットは、金具のキットなので木材は含まれていないのでお気を付けください。
物置小屋をDIYする際に大変な壁や屋根の骨組みを行う際に、この金具キットを一つ持っておくと様々なシーンで役立ちます。
これからDIYを趣味にしたい方や興味がある方は、ぜひ金具キットを購入してみてはいかがでしょうか。
メーカー名 | 2×4 Basics |
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材質 | アルミニウム、合金鋼 |
寸法 | 17.3 x 29.2 x 12.7 cm |
物置小屋をDIYするための必要な道具3選
物置小屋をDIYする際に、ホームセンターなどで木材や接着剤などを購入するのはもちろんですが、組み立てる際に必要な道具があります。
そこで、ここからは物置小屋をDIYするための必要な道具3選を紹介していきます。
①インパクトドライバー
一つ目に紹介する必須アイテムは、インパクトドライバー。
インパクトドライバーは、ねじを締めたり緩めたり、家具の組み立てなどに利用できるため、DIYで大活躍します。
物置小屋をDIYする際は、ビスを打つことができるだけでなく、インパクトドライバー回転する方向に打撃を加える構造のため、より強く締めることが可能です。
インパクトドライバーは、安いものであれば5,000円のモノから5万円を超えるモノまであります。
これから物置小屋をDIYしようと考えている人は、必ずインパクトドライバーは購入しましょう。
②水平器
2つ目に紹介するのは、水平器です。
物置小屋をDIYする際は、設計図に沿って丁寧に組み立てることが大切です。
土台作りや骨組みを作る工程で、水平ではなく少しでもずれてしまうと、完成してから歪みが出てしまったり、破損してしまう可能性があります。
水平に組み立てることが重要なので、水平器は物置小屋をDIYする際は必須アイテムです。
1000円前後で買えるものあるので、初心者の方も必ず揃えておいてください。
③電動丸ノコ
最後に紹介するのが、電動丸ノコ。
電動丸ノコは、高速できれいに木材を切断できる道具で、木工作が正確にできます。
水平器と同様に、木材が斜めに切られていたり、長さが正確じゃなかったりすると、組み立てた後に歪んでしまう可能性があります。
そのため、物置小屋をDIYする際は、寸法に合わせて、木材を正確に切断することがとても大切になってきます。
この作業をノコギリでやろうとすると、はるかに時間がかかってしまうだけでなく、正確性にもかけてしまうので、必ず電動丸ノコを使用しましょう。
また、物置小屋ではありませんが、ガレージのDIYをする際に必須の工具を以下の記事で紹介しているので、興味ある方はぜひご覧ください。
まとめ:物置小屋をDIYしよう!
今回は、物置小屋をDIYする方法やおすすめキット、必要な道具などを紹介してきました。
DIYで物置小屋を自作するのは、外注するよりも自分好みに出来たり、予算を抑えたりできるので、おすすめです。
物置小屋やDIYに少しでも興味がある方は、初心者でも粘り強く頑張れば作れるので、ぜひ挑戦してみてください。
おうちのお庭にお気に入りの物置小屋を作れるようにDIYしてみてはいかがでしょうか。