
新築を建てるときに、おしゃれなビルトインガレージが欲しいと思ったことはありませんか?
ビルトインガレージを設置しようと思うと、土地の大きさの関係や費用の問題で理想的でおしゃれなビルトインガレージを諦めてしまいます。
しかし、おしゃれなビルトインガレージは作ることができます。
今回は、おしゃれなビルトインガレージの施工例を10つ紹介するほかに、ビルトインガレージ内に欲しい設備なども合わせて紹介します。
憧れのビルトインガレージなので、後悔のないよう に欲しい設備は整えておきましょう。
おしゃれなビルドインガレージ10選
ビルトインガレージをつけた人がどんな風に施工しているのか、気になる方も多いでしょう。
モデルハウスの写真はおしゃれですが、時間帯や天候、日によって見え方が変わります。ここからは実際に住んでいる方のおしゃれなビルトインガレージを紹介します。
実際に住んでいる方の写真だと、写真が加工されていない分、住んだときのイメージがしやすいです。
家の色と同系統の色を使うことで統一感を出す
おしゃれな外観にするには、家の外観の色とビルトインガレージの外観を同じ色にまとめると統一感が出ておしゃれに見えます。もし、家の外観がグレーでビルトインガレージの色が白になると、ガレージの主張が強く、浮いて見えるのです。
ビルトインガレージも家の一部。家と同じ系統の色を使うことで、ビルトインガレージがあるとは思えないおしゃれな家ができるのです。
車以外にロードバイクもおける
ビルトインガレージは、車を置く場所と感じる方もいるでしょう。しかし、ビルトインガレージには車以外のものをおいてもいいのです。
例えば、ロードバイクやバイクなど、今まで賃貸で保管する場所がなかった方も、ビルトインガレージをつけることで保管できます。
ビルトインガレージでは、整備もできるので自分の愛車を思う存分メンテナンスすることも可能です。
シャッターを無くしたバイク専用のビルトインガレージ
シャッターを無くしたビルトインガレージもおしゃれです。ビルトインガレージには、シャッターを付ける家も多いですが、シャッターをつけると無骨なイメージをもちやすく、嫌がる方もいます。
シャッターを無くすことで開放感があり土地が広がった感覚もありますが、雨ざらしになるので、車やバイクを保管する時は、車カバーやバイクテントを使用し、風雨からの汚れを守りましょう。
近くに階段を置くことで荷物の出し入れが簡単になる
次は、ガレージ内部をチェックしましょう。ガレージ内部に家に続く階段があり、邪魔なように感じますがとても便利なのです。特に便利な場面は、買い物帰りの荷物を下ろすときに活躍します。
ビルトインガレージと家の玄関は離れているところが多く、買い物帰りの荷物を毎回玄関とガレージを往復するのは大変です。そんな時、家の中からガレージ内に行ける階段があることで、移動距離を少なくできます。
自分専用の隠れ家にする
おしゃれなビルトインガレージは、家の中に作ることだけではありません。こちらの木製コンテナハウスは、家の外に設置できます。普段家では子供が遊びまわり、ゆっくりできない方も木製コンテナハウスで自分専用の隠れ家を作ることでリラックスが可能です。
木製コンテナハウスの使い方は、ガレージや趣味部屋、お店と使用者の幅広いニーズに応えています。
箱にしないことで窮屈感を無くす
箱型のビルトインガレージでも、支柱の真ん中を無くすことで窮屈感がなくなります。また、車のドアを開けるとき、支柱がないので、ドアを大きく開け乗り降りがしやすいものメリットです。
画像のビルトインガレージは、人が移動しやすいよう車周りの幅が確保されています。人が移動しやすい幅は車回り+0.6mを目安といわれており、ビルトインガレージの設計は、人が通れる幅も入れて設計しましょう。
和風な家にもビルドインガレージが似合う
この家のビルトインガレージは、画面右の屋根だけある空間です。和風な建築物にビルトインガレージは似合わないと感じてしまいますが、シャッターがないことで、ガレージ感がありません。
屋根だけつけるシンプルな構造なので、費用も安くできるのも大きなメリットです。平家でもビルトインガレージをあきらめる必要がないのは、選択肢が広がります。
内側の色を変えることでおしゃれ度が上がる
内装の色を変更し、ビルトインガレージの無骨感をなくしています。外観の色は家の外観と合わせた方が統一感が出ていいのですが、内装は、自分の好きな色に変更することで遊び心もあり、楽しい空間が生まれます。
家の外側と内側で見せるものに、違いを持たせることも楽しいです。
中二階を設けて自分だけの空間を作る
画像引用元:中庭住宅
ガレージ内に中2階を作り、自分だけの空間を作ることもおしゃれです。
中2階を作ることで、自分だけのくつろげる空間が生まれます。自分がくつろぐ以外にも、子供と一緒に遊んだり、愛車を上から眺めたり、さまざまな楽しみ方が可能です。
居住スペースに大きな窓を設置し愛車を眺める
大きな窓を設置していつでも愛車を眺められるのは、車好きの方なら理想の空間です。
自分が気に入った車を心ゆくまで堪能できますし、自宅から自分の愛車が見えるだけでも気分が良くなります。
ビルトインガレージの窓は、排気ガスが家に入らないよう密閉性が高い窓を使用するので、少し値段が高くなります。それでも、自分の愛車が自宅から見られる環境は、憧れですね。
おしゃれなビルドインガレージを作るメリット
「ビルトインガレージにおしゃれな施工例はわかったけど、他に使い道はないの」
「車を止めるだけに、お金を出すのはちょっと気が引ける」
と思っている方もいるでしょう。おしゃれなビルトインガレージを作るメリットは他にもあります。それは、以下の3つです。
- 友人を招いてパーティーができる
- 休日に家族が集まる場所になる
- 子供の遊び場にもなる
ビルトインガレージの使い道は、たくさんあるので自分ならではの楽しみ方を見つけてください。
友人を招いてパーティーができる
友人が多く、家に招くのが好きな方はビルトインガレージを使ってパーティーができます。休日に、仲間とバーベキューをしながらお酒を飲むのは、至福の時間の時間です。
また、1人でもカセットコンロとポータブルテレビをガレージに持っていき、バーベキューが楽しむ方もいます。
1人でも複数人でもすぐにパーティーができるのは、ビルドインガレージの特権といえるでしょう。
休日に家族が集まる場所になる
ビルトインガレージは、休日に家族が集まる場所にもなります。最近は、家の中でテントやバーベキューをする「おうちキャンプ」が流行です。
おうちキャンプのいいところは、大きな道具を持っていなくていいこと。もし、忘れ物をしても家なのですぐに道具を持ってこれるのもメリットです。
その他にも、夫婦2人でコーヒーを楽しんだりでき、ゆっくりとした時間を過ごせます。
子供の遊び場にもなる
ビルトインガレージは、子供の遊び場にもなり、子供の好奇心を満たしてくれる場所になります。普段は近くで見れないバイクや自転車、それをメンテナンスする道具がありますし、道具の使い方など親子の会話にも一役買ってくれるのです。
また、外で遊べない日でもボール遊びやかくれんぼなど、のびのびと遊ぶこともできます。危ないものを触らせたくない場合、棚を設けて子供が届かない位置に置いておくと安心です。
使っていない部屋をビルドインガレージにリフォーム
子供が成長して部屋が空いたり、中古物件でビルトインガレージがない場合は、使っていない部屋をビルトインガレージにリフォームできます。
費用は広さにもよりますが、車一台分のリフォームなら250万円+シャッター代でリフォーム可能です。
しかし、木造一戸建てのリフォームは耐震強度の面から費用が高額になるケースがあります。反対に、軽量鉄骨住宅は支柱が少ないので、費用を抑えてビルトインガレージのリフォームが可能です。
自分が住んでいる家によって費用が変化しますので、詳しい費用は施工会社に聞いてみましょう。
ビルドインガレージにつけたい設備
ビルトインガレージの写真を見ると、どれもシンプルでガレージ以外何もないように感じます。しかし、ビルトインガレージにはつけるべき設備が3つあります。
- 屋外コンセント
- 屋外立水栓
- 防犯グッズ
どれもあると便利で安価で設置できるので、おすすめです。
屋外コンセント
ビルトインガレージも家の空間なので、汚れていきます。掃除機をかけたいと思っても家庭の充電式の掃除機ではパワー不足で砂やほこりが取れません。
屋外コンセントを設置すると、パワー不足や充電切れになる心配なく掃除機がかけられます。ほかにも、DIYで電動工具を動かすときにも便利です。費用は新築の場合、1つ8000〜15000円で設置できます。
屋外立水栓
屋外立水栓はビルトインガレージの外に置きますが、つけておくと便利です。車を洗車するときや庭の花に水をあげるときに活躍します。
新築の場合、外の水栓は地面にある散水栓が設置されています。しかし、蛇口を開閉するたびにしゃがむ必要があったりと面倒な部分もあるのです。
他にも汚れた水など、立水栓の排水口から流せるので庭が汚れることもありませんし、デザインが豊富なので家の外観を損ないません。費用は、新築の場合40000〜70000円配管の増設が必要になると費用は高くなります。
防犯グッズ
ビルトインガレージにシャッターがあり、いくら頑丈でも防犯対策は必須です。人感センサーがついているライトや不審者がシャッターをこじ開けようとした時は、音がなるシャッターセンサーも有効です。
防犯グッズは1つでもいいですが、複数合わせることでさらに防犯効果を高めることができます。
おしゃれなビルドインガレージを作る時の注意点
おしゃれなビルトインガレージについて話してきましたが、作るときには注意点があります。それは、ビルトインガレージは簡単にリフォームができないので、将来を考えて設計する必要があるのです。
注意点は以下のとおりになります。
- 車を何台止めるか決める
- ビルドインガレージの使い方を決めておく
- 排気ガスや匂い対策も必須
一つずつ解説します。
車を何台止めるか決める
車を何台止めるのか決めましょう。それによってビルトインガレージ部分の坪数や大きさが決まるからです。
また、車は将来買い替えを考えて設計します。例えば、軽自動車から将来、子供のことを考えてミニバンに乗り換えする予定なら、ミニバンの大きさに合わせて設計した方がいいでしょう。
車の大きさギリギリに設計している方もいますが、乗り降りが大変でビルトインガレージに後悔している方もいます。人が通れるようにするには、車の大きさ+0.6mの広さを確保すると乗り降りや移動がスムーズです。
ビルドインガレージの使い方を決めておく
ビルトインガレージは車を駐車する以外にも、趣味やDIY、キャンプなどで楽しむ方法もありました。もし、ビルトインガレージを駐車以外に使いたいなら、その分のスペースも確保して設計しましょう。
ビルトインガレージでバーベキューをしたいと思っても、車でいっぱいならバーベキューができません。自分がビルトインガレージで何をしたいのか使い方を決めておくと後悔しません。
排気ガスや匂い対策も必須
ビルトインガレージは、密閉された空間なので排気ガスや匂いの対策が必須です。ガレージ内部の換気は、開口部の反対側に換気扇を設置すると、効率よく換気できます。
家側の窓は、密閉性の高い窓を使います。密閉性が低い窓だと、窓の隙間から排気ガスの匂いが家に入ってくるのです。
2つの対策することで、快適に過ごせます。
まとめ
今回は、おしゃれなビルトインガレージについて紹介しました。車を止める以外にもバイクやバーベキューなど楽しみ方が人によって変わっています。
ビルトインガレージを作る時は、将来を考えて余裕のある広さを設計しましょう。
ビルトインガレージで困った時はSNSで検索し参考にしながら、自分だけのビルトインガレージを作ってください。