カーポートの費用はどれくらい?本体と工事費用の相場を解説します

カーポートの費用はどれくらい?本体と工事費用の相場を解説します
はっしー
ガレージライフ運営者の「はっしー」です。週末は「八ヶ岳」で過ごしています。八ヶ岳の魅力や楽しみ方、耳より情報を発信します。

自宅にカーポートを設置するときに「どのようなカーポートを選んだらいい?」「どれくらいの費用がかかるんだろう?」と迷うことが多いのではないでしょうか。

カーポートと一口に言っても、おしゃれでスタイリッシュなものからシンプルで実用的なものなど、種類が豊富になっており、どれを選んで良いのか困ってしまいます。

自分の予算と相談して決めようと考えていても、初めてカーポートを設置する方は、なおさら悩んでしまうかもしれません。

この記事では、カーポートの本体の費用とカーポートの設置費用について解説しています。ぜひ、最後まで読んで予算にピッタリのカーポートを選んでください。

カーポート費用の相場

カーポートの設置には、どれくらいの費用を準備すれば良いのか悩むでしょう。駐車台数に分けて費用の相場を解説していきます。

カーポートの費用の内訳は、カーポート本体と設置の工事費用です。素材やデザイン・強度によって値段は大きく変わります。

工事費用については後述しますが、カーポートを設置するタイミングも大切です。

カーポートを設置する際は、できることなら費用を抑えたいものです。自分の予算を把握し、自分の好みや住宅の雰囲気に合ったカーポートを選んでみてください。

1台用の相場

1台用のカーポートの支柱の位置は、片側支柱・後方支柱のもの、屋根の形はアーチ型やフラット型のものが多くみられます。1台用のカーポートの相場は、およそ10万円前後です。

屋根の形では、アーチ型の方が雪や雨が流れやすくなり、耐積雪性や耐風圧性などの強度があるものは30万円くらいの予算を組んでおきます。

さらに、こだわったデザインのものは約40万円以上になり、10万円~40万円くらいの準備が必要です。

2台用の相場

2台用のカーポートは、支柱が片側(2本)のものと両支持タイプと呼ばれる4本支柱のものが主流です。2台用のカーポートの相場は、約20万円です。

2台用になると、柱の数や屋根の強度によって値段が変わり、1台用のカーポートを2台分につなげた形状のものもあります。

耐積雪や耐風圧に優れたカーポートになると約30万円~約65万円、強度やデザインにこだわれば約100万円以上必要です。

3台用の相場

3台用のカーポートは、4本支柱のものが多くなります。3台くらい駐車できるカーポートになると広い間口と屋根の強度が必要になり、3台以上駐車できるカーポートの相場は、43万円前後と高額です。

さらに、屋根の強度が高いものやデザイン重視したカーポートは約100万円の準備が必要です。

カーポート設置にかかる費用

ここまでは、カーポート本体の費用について解説しました。次に、カーポートの設置にかかる費用について解説します。具体的には、以下の3点です。

  • カーポート本体の費用
  • 工事費用
  • その他の費用

カーポートを作る際には、設置する時期や駐車スペースをコンクリートにすることで費用が変わります。カーポートを買い替える場合は、撤去費用も別途必要です。

カーポート本体の費用

前述したように、カーポートの本体の費用は、1台用で約10万円~約30万円、2台用で約20万円~約65万円、3台用で約50万円かかります。

カーポートは、材質や強度、デザインや見た目にこだわれば、費用は大きくなります。山間部などで雪が多く降る地域では、耐積雪性を重視したカーポートを選ぶ必要があり、自分の生活環境の中で何を優先するべきなのかを把握してから予算を組むことが大切です。

工事費用

工事費用は下記のような内容が含まれています。工事費用は、支柱を設置する穴あけ作業と、カーポートの組み立て作業も含みます。費用の相場は1台用で、約4万円です。

2台用だと約5万円~約8万円、3台用になると約14万円かかります。

カーポートの作る際は、「土間コンクリート打設」というカーポートの敷地にコンクリートを流す作業の費用が別途必要です。費用は、1平方メートル当たり約1万円~約2万円です。

また、支柱を立てるときに出た土の処理を「残土処理」といい、1立方メートルあたり約5,000円別途必要です。1台分のスペースを15平方メートルとした場合、トータル約20万円~約30万円の費用がかかります。

その他

駐車スペースの形状によっては、屋根の形を変えたり照明などのオプションの追加をしたり。個人の希望によって別料金がかかると考えられます。

カーポートは20年以上使用していると屋根の強度が弱くなります。買い替えを検討している方は、撤去費用の準備もしておきましょう。

カーポート費用を抑えるポイント

カーポートの費用を抑えるためには、シンプルなデザインのものを選びます。屋根や支柱の素材・デザインにこだわらなければ、費用は抑えられます。

しかし、台風が上陸しやすかったり豪雪地帯にとっては、強度不足の可能性がありますので、注意が必要です。

また、同じ商品でも業者によって価格が大きく変わるため、必ず合い見積もりを取るようにしてください。費用をあまりかけたくない方は、その中で低価格帯の業者を選ぶと良いでしょう。

見積りをとっても高いと感じる場合は、不必要なオプションや費用がないか再度考えてみるのもオススメです。また、メーカーにこだわりのない方なら、ホームセンターなどのオリジナルブランドを選んでみることも手段の一つです。

カーポート設置時に確認が必要なこと

カーポートを設置するときには、以下の3点を確認しておきましょう。

  • 車のサイズ
  • 敷地のサイズと立地
  • 出入りのしやすさ

設置の仕方によっては、使いにくくなりますので確認が必要です。

車のサイズ

まず、所有している車のサイズを確認しておきましょう。とくに、高さと幅にゆとりのあるサイズを選ぶようにしてください。

車のドアを開閉したり人が通ったりできるように、車幅の約1メートルから約1.5メートルのゆとりが必要です。奥行についても同様に、ボンネットやトランクが開閉しやすいスペースを確保してください。

奥行は車の全長から約60センチ、高さは車の高さから約50センチ程度あれば、荷物の積み下ろしも楽にできます。大きめの車に買い替る予定がある方は、さらにゆとりのあるサイズにしておくと良いですよ。

敷地のサイズ・立地

カーポートを設置するときは、支柱などを立てるスペースを確保してください。カーポートに倉庫など車以外のものを置くのかどうか、排水などの周辺環境も重要になります。

出入りのしやすさ

駐車スペースに屋根や支柱があると駐車の際に、全体が狭く感じるかもしれません。カーポートから車を出し入れしやすいかどうか確認が必要です。

人気のあるカーポートメーカー

実際にカーポートを選ぶときには「どれを選べばいいの?」と悩むかもしれません。そこで、人気のあるカーポートメーカを3社紹介します。

  • 三協アルミ
  • LIXIL
  • YKKap

どのメーカーも人気のあるものばかりです。それぞれ特徴がありますので、自分の好みのものを選んでみてください。

三協アルミ

三協アルミは、シンプルでスタイリッシュなデザインのカーポートが好みの方にオススメです。低価格なものから高級感があるものまで幅広く扱っています。

LIXIL

LIXIL(リクシル)は、カーポートのオプションが豊富です。支柱や屋根の色のバリエーションがあり、自宅の雰囲気や好みによって選びたい方にオススメです。

YKKap

YKKapは、低価格なものから高い強度のものまで、種類が豊富。シンプルなデザインのものが好みの方にオススメです。

おすすめカーポート3選

人気のあるカーポートメーカーから厳選して3つ、紹介します。

  • 三協アルミ「カーポート カムフィエース」
  • LIXIL「ネスカ」
  • YKKap「ファクトポート」

どれも、基本的なデザインのものを選んでいます。それぞれ特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

三協アルミ「カーポート カムフィエース」

画像引用元:三協アルミ公式HP

三協アルミの「カーポート カムフィエース」は、駐車台数1台~3台まで選べます。2台以上駐車したいときでも連結しやすく、縦列でも横並びでも設置可能です。

着脱式のサポート支柱が設置できるため、耐風圧の強度を高められます。使用しないときも邪魔にならない埋め込みタイプ。耐積雪量はどの駐車タイプでも約20センチまでです。

片側支持タイプのものなら、駐車スペースに余裕がなくても設置できます。詳しく知りたい方は三協アルミの公式HPをご覧ください。

画像引用元:三協アルミ公式HP

商品名 三協アルミ「カーポート カムフィエース」
価格 約226,700円~
※基本タイプ1台用の場合
駐車台数 1台~3台
駐輪スペース設置可
公式HP 三協アルミ公式HP

LIXIL「ネスカ」

画像引用元:LIXIL公式HP

LIXILの「ネスカ」のデザインはシンプル。サイズバリエーションが豊富で、大型車やRV車にも対応しています。支柱の長さが選べるため、車高がある車でも余裕のあるカーポートが設置可能です。

屋根の素材や色が選べ、紫外線や熱吸収・外部の衝撃から車の劣化を防ぎます。

オプションで、風圧や積雪・雨に備えられ、カーポートにスペースがあれば、駐車以外にも自転車を置いたり洗濯を干すスペースに活用できます。

シンプルでおしゃれなカーポートをお探しの方は、LIXILの公式HPをご覧ください。

画像引用元:LIXIL公式HP

商品名 LIXIL「ネスカ」
価格 約233,500円~
※1台用の場合
駐車台数 1台~2台
駐輪スペース設置可
公式HP LIXIL公式HP

YKKap「ファクトポート」

画像引用元:YKKap公式HP

YKKapの「ファクトポート」は、カラーバリエーションが豊富。車のサイズや敷地に合わせてサイズが選べます。また、高さも2パターンから選べるため、車高のある車でも安心です。

屋根の材料や本体カラーを豊富なため、自宅の雰囲気に合ったカーポートが選べます。また、耐風性を高めることも可能です。詳しい内容を知りたい方は、YKKapの公式HPでご確認ください。

画像引用元:YKKap公式HP

商品名 YKKap「ファクトポート」
価格 非公開
駐車台数 1台
公式HP YKKap公式HP

カーポート選びの注意点

カーポート選びの注意点をお伝えします。カーポートを設置するときは、設置場所の確認が必要です。カーポートを設置してもドアの開閉や通行できる余裕が必要です。

車を駐車しても日陰にならないか、地域による耐風性や耐積雪性に優れているかも考えておく必要があります。

新築の家を建てようと考えている方は、カーポートの設置も検討してみてください。あとになると、改めて設置費用がかかります。

先にカーポートを設置した方が、自宅とデザインの相性が良い理想的な家づくりができるでしょう。

自分の好みのカーポートが見つかったときは、複数の店舗で合い見積もりを取ることがオススメです。店舗によって費用が違うため、設置費用の節約も可能かもしれません。

まとめ

カーポートを設置する際は、カーポート本体と工事費用が必要です。工事費用の中には、コンクリート打設費用や残土処理費用があり、工事費用とは別に必要になります。

オプションを付けたり、デザインにこだわってみたりすることで、自分にとって快適でおしゃれなカーポートの設置が可能です。

しかし、オプションやデザイン、素材にこだわれば、その分費用がかさみます。費用を抑えたいと考える方は、業者に合い見積もりを取ってみたり不要なオプションがないか見直ししたりすることも大切です。

カーポートは、一度設置すればしばらく交換することはありません。ぜひ、この記事を参考にして、自分の満足のいくカーポートを選んでください。

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