今回はガレージハウスで一人暮らしをするときのポイントについてお伝えします。
大好きな車やバイクを毎日いじりながら生活できる夢のガレージハウスですが実は賃貸物件も数多く存在します。
一戸建ては費用的に無理だしそもそも広すぎる、とあきらめていた方でも、賃貸ガレージハウスなら生活スペースが広すぎることなく、何より車やバイクの趣味を愉しみながら生活できます。
家族が同居だと趣味を全面に出した暮らしはなかなかできないもの。毎日の生活を車やバイクとともに愉しみたいという一人暮らしの方は、賃貸ガレージハウスがおすすめです!
ガレージハウスで一人暮らしするための間取り
まずは、ガレージハウスで一人暮らしをするための間取りを見てみましょう。ガレージハウスの間取りは一般的な家と何が違うのでしょうか。
住むスペースは狭い?
画像引用元:ザウス株式会社
ガレージハウスは一般的に1階がガレージで2階が居住スペースと分かれていることが多いです。そのため居住スペースが狭くなるのではないかと心配する方も多いと思います。
しかし、一人暮らしの人にとっては、ガレージハウスの生活空間はそこまで狭いものではありません。
一般的に、賃貸ガレージハウスでは2階の面積でも30㎡~40㎡程度の広さがあります。間取りも1LDK程度がほとんどです。
家族や夫婦で住むにはちょっと狭いですが、一人暮らしであればこの面積や間取りがあればベッドやソファーも置けるぐらいの十分なスペースが確保できます。
例えば1階のガレージにある程度のモノを保管するスペースを作れば、2階も広々と快適に使うことができるでしょう。要は使い方次第なのです。
どのサイトで物件を探すのがおすすめ?
画像引用元:suumo
ガレージハウスでの一人暮らしは、生活の中で趣味を思いっきり愉しみたい人にとって、まさに憧れの暮らしといえます。
そんな憧れの暮らしを実現するための物件選びをサポートしてくれるサイトをいくつかご紹介します。
suumo
画像引用元:suumo
賃貸物件を探すときにまず思い浮かぶのがTVCMでおなじみの「suumo」ではないでしょうか。
掲載物件数NO.1(※)のsuumoであれば、住みたい地域のガレージ付物件も見つけやすいでしょう。
また、自分ではサイトでなかなか見つけらない、という方はsuumoカウンターがおすすめ。アドバイザーにリアルに面談し無料相談できます。
suumoは不動産業者ではないので、特定の不動産業者に肩入れすることなく、上手く内容を整理して物件の相談に乗ってくれます。
※2019年7月末現在 東京商工リサーチ調べ
LIFULL HOME’S
不動産ポータルサイトとしてsuumoと肩を並べるのがLIFULL HOME’Sです。
こちらもTVCMでおなじみのサイトですが、総掲載物件数約366万件(※)の膨大な物件の中から望みの物件を探せます。賃貸マンション・アパート型のガレージハウスも400件以上掲載(※)されています。
また、住まい選びに関する記事が豊富にあるサイト内の「住まいのお役立ち情報」には、ガレージハウスの記事もたくさんあります。
ガレージハウスのメリット・デメリットから賃貸ガレージハウスでの暮らし体験談など、ガレージハウスでの一人暮らしを考える上でのヒントが満載です。
※2020年3月31日現在
ジャパンガレージングクラブ
画像引用元:ジャパンガレージングクラブ
ジャパンガレージングクラブとは、シャッターでおなじみの三和シヤッターのガレージ関連事業です。
これまで全国に賃貸ガレージハウスを250戸以上も建ててきた賃貸ガレージハウスのパイオニアともいえる存在です。
サイト内では賃貸ガレージハウスの空き物件情報のほか、物件の外観も中も見られる賃貸ガレージハウスの360°パノラマビューやガレージハウスの写真集などもあります。
賃貸ガレージハウスはどんな物件なのか知りたいときこのサイトを見るとイメージがつけやすいでしょう。
GARENT
画像引用元:garent
GARENTは首都圏や愛知、福岡、新潟に賃貸ガレージハウスを展開する会社です。このGARENTのサイトにも自社で展開する入居募集中の物件が掲載されています。
また、うれしいのがインタビュー動画やプロモーション動画でどんな物件なのかがわかったり、ガレージハウスの記事が多く掲載されていたりする点です。
クルマ好きな人がガレージハウスに住んでどんな生活を送っていて愉しんでいるのかがわかり、ガレージハウスへの夢が広がります。
なお、首都圏ではGARENT主催のイベントも開催されています。首都圏にお住まいの方はイベント情報をチェックして、実際にGARENTを体感してみるのもいいかもしれません。
どのくらいの家賃で借りられるのか
それでは、賃貸ガレージハウスの家賃相場について見てみましょう。通常の賃貸物件に比べて間取りが特殊です。家賃はやはり高めなのでしょうか。
賃貸ガレージハウスの家賃相場
東京都内の家賃相場を見てみましょう。ホームズで東京都東大和市の物件を検索したところ、おおよそ以下の通りでした。
タイプ | 月額賃料(共益費等諸費用除く) |
---|---|
賃貸ガレージハウス 1DKワンルームタイプ (おおよそ60㎡) |
12万円~14万円 |
通常アパート 1DKワンルームタイプ (おおよそ40㎡) |
5万円~7万円 |
やはり通常のワンルームタイプより広さがあり、特殊な作りである分賃料は高めです。また、これは賃貸ガレージハウスが人気物件であるから、ということにも起因しているものでしょう。
東京都心部で12万円/月~14万円/月程度の家賃だと30㎡程度のワンルームアパートが借りられる相場ですが、駐車場を含めるとさらに金額があがります。
車やバイクが趣味の人にとって、生活空間しかない都心部のワンルームアパートと同額程度の家賃で、ガレージハウスでの暮らしができるのは大変魅力的です。
なお、同じくホームズで検索したところ、そのほかの地域では以下のようになっています。
地域・タイプ | 月額賃料(共益費等諸費用除く) |
---|---|
愛知県(岡崎市) 70㎡~80㎡・1LDKタイプ |
8万円~9万円 |
神奈川県(相模原市) 50㎡~80㎡・1Kタイプ |
9万円~12万円 |
埼玉県(熊谷市) 57㎡・1LDKタイプ |
8.2万円 |
東京都内でなければ、若干家賃は安く広めの物件が多く、おおよそ10万前後の家賃でガレージのある暮らしを愉しめます。
ガレージハウスを選ぶ際の注意点
賃貸ガレージハウスでの一人暮らしは車やバイクなどの趣味を思いっきり愉しみたいという方にはうってつけだと言えるのですが、メリットばかりではありません。
注意点も確認しておきましょう。
人が住むスペースは限られる
冒頭でも言いましたが、賃貸ガレージハウスの場合、1階部分は丸々ガレージであることが多いです。人が住む居住用スペースは2階のみで、1階部分に人が住むためのスペースはほぼありません。
少し家賃が高めのガレージハウスであれば、玄関から2階にあがる廊下などがありますが、一戸建てのようにガレージを眺められる寝室、のようなものは賃貸ガレージハウスではほぼないでしょう。
人が住まう家ですが、スペースに関してはある程度譲歩しなければならないでしょう。
換気や照明設備
1階がガレージだと排気ガスを換気する設備が必要になってきます。もし、換気設備が十分でない場合上に排気ガスが上がってきて一酸化炭素中毒などの危険があります。
物件選びの際は換気に十分配慮した家か必ず確認しましょう。また、1階のガレージ部分では車やバイクをいじることもあるでしょう。
その場合通常のガレージより照明を多くつけておくことが必要です。暗く陰になるところが多いと、細かい部品をいじったりがしにくく作業に支障がでます。
なるべくガレージ全体で車を置いても光量が確保できるように明るめの照明をつけることをおすすめします。
自動車のサイズ・台数
車やバイクをいじりながら愉しめるガレージハウスですが、ガレージハウス物件が決まった段階で当然入る車やバイクのサイズや台数は決まってしまいます。
例えばセダンが2台入るスペースがあったとしても作業スペースや部品を置くスペースを確保しようとすると1台が限度でしょう。
また極端な話そのサイズではキャンピングカーは入りません。
車やバイクを複数所有している人もガレージに置ける台数は限られるので、それ以上購入したいと思っても置き場所に困りあきらめざるを得ない、ということもあります。
セキュリティ
ガレージハウスはセキュリティが気になるのであれば、シャッター等の外部との区切りを設置したり、ガレージと居住スペースとの間に鍵付きの扉を設置したりする必要があります。
1階のガレージには大切な愛車に加え、こだわりの希少な部品なども置いてあることもしばしばありますので、ガレージのセキュリティーにも気を配る必要があります。
シャッターは標準でついている物件が多いでしょうがこじ開けられたら終わりです。できれば標準設備に加えて、ホームセキュリティーサービスやセンサーライト、防犯カメラなどの設置が望ましいでしょう。
まとめ
今回は賃貸ガレージハウスの話題を中心に、ガレージハウスで一人暮らしをするときのポイントや魅力、そして家賃相場や注意点をお伝えしてきました。
通常の賃貸物件に比べて、物件の数は少ないし間取りも特殊な賃貸ガレージハウスですが、ガレージハウスならではの魅力的な暮らしを愉しめます。
都心に住める家賃を払えば、趣味を中心にした豊かな暮らしの実現が可能でしょう。家族で住むにはやや狭い間取りなので、賃貸ガレージハウスは一人暮らしの方向けの物件とも言えます。
ガレージで思いっきり趣味を愉しむ暮らしをしたい人はぜひ検討してみてください。