キャンピングカーで泊まれる場所・泊まれない場所とは?詳しく解説します!

キャンピングカーで泊まれる場所・泊まれない場所とは?詳しく解説します!

はっしー
ガレージライフ運営者の「はっしー」です。週末は「八ヶ岳」で過ごしています。八ヶ岳の魅力や楽しみ方、耳より情報を発信します。

キャンピングカーを購入し、旅行する際に、どこに泊まれるのかと悩む人も多いと思います。キャンピングカー自体は、”どこでも”、”好きなところで”宿泊することができます。

しかし、キャンピングカーでも宿泊にはマナーがあります。きちんと社会のマナーを守り、気持ちよく過ごしたいですよね。

そこで今回は、初めてでも安心して泊まれる場所、具体的なおすすめスポットまた、泊まれない場所について紹介していきます。これからキャンピングカーでの旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください。

キャンピングカーで車中泊できる場所2選

キャンピングカーで宿泊できる場所を2つご紹介します。これから紹介する場所を頭に入れて快適なキャンピングカーライフを送りましょう!

①RVパーク


RVパークとは、駐車場での車中泊が公認された場所です。日本RV協会が推進していて、快適に安心して車中泊ができます。1つ注意点としては、キャンプ場ではないので、車外での調理などはNGです。

車中泊に必要な設備はほぼ揃っています。主な設備としては、100V電源供給・24時間利用可能なトイレ・ゴミ処理などです。

キャンピングカーで生活や車中泊をする上で気になるのは生活排水や汚水の処理ですよね。キャンピングカーではキッチンやシャワーなどから出る生活排水は「グレータンク」、トイレの汚水は「ブラックタンク」と呼ばれる、別々のタンクに溜められています。

そんなグレータンク、ブラックタンクの処理を行える場所が、オートキャンプ場に設置されている「ダンプステーション」です。

キャンピングカーの利用が盛んな欧米ではダンプステーションがたくさんありますが、日本ではまだまだ設置されている場所が少ないです。そのため実際に泊まる際には事前にダンプステーションの有無を確認しておきましょう。

RVパークは利用料金が1台につき1,000円~3,000円(1泊)と、とてもお手頃な価格で利用できます。利用できる台数には限りがあり、シーズン中(7月~10月)は、多くの人が集まるので事前に予約をしておくのがおすすめです。

②オートキャンプ場


画像引用元:camphack

オートキャンプ場とは、車を乗り入れできるキャンプ場です。キャンプを楽しんだり、のんびりするのに最適な場所です。キャンプ場で車の通りが少ないので、子供が安心して動き回ることができます。子連れの家族には特におすすめです。

トイレや水道もしっかり完備されています。オートキャンプ場にはAC電源付きの場所もあり、家庭用の100Vの電源を使うことができます。またキャンプ場の周りには自然が豊かにあるので、気持ちをリフレッシュしたい時にもおすすめです。

キャンピングカーで泊まれるおすすめスポット【4選】

では、初心者が安心して宿泊できる、おすすめの場所を4つ紹介します。どの場所も、設備や景色が良いので、快適に宿泊することができます。ぜひお出かけの参考にしてみてください。

①斑尾キャンピングパーク(長野)

画像引用元:斑尾キャンピングパーク

2019年の「なっぷアワード口コミ投稿部門」で東日本1位を受賞した、長野県飯山市にあるキャンピングパークです。開放的で自然を満喫できるロケーションです。


画像引用元:iko-yo

近くに大きな町が無いこともあり、夜には普段見られないような満天の星空が楽しめるでしょう。


画像引用元:斑尾キャンピングパーク

1つ1つの区画が広いため、周りを気にすることなく、のびのびと過ごすことができるでしょう。チェックインは13時~17時。チェックアウトは12時となっています。


画像引用元:nap

またバギー乗り場、グラススキー、パターゴルフなどの20種類以上ものアクティビティがあり、ファミリーでも存分に楽しむことができます。

アクティビティの詳細はこちらをご覧ください。


画像引用元:斑尾キャンピングパーク

さらにノーリードで愛犬と過ごせるドッグサイトもあるので、ペットがいる家庭でも安心ですね。


画像引用元:tocoo

近くには「斑尾高原ホテル」「ホテルモンエール」のリゾートホテルがあり、ここで温泉に入ることができます。キャンピングパーク利用者には温泉の割引券がもらえるのも嬉しいポイントです。

トイレは管理棟だけではなく、サイト内の所々にトイレが配置されています。洋式トイレで温水便座も付いています。

管理棟内には24時間使えるコインランドリーもあるため、服が汚れてしまった場合も安心ですね!

斑尾キャンピングパークはレンタル品もかなり充実しているので、手ぶらで行ってもアウトドアをしっかり楽しめますよ。

料金 1泊4,200円~10,500円
電源
Wi-Fi
水道
1区画の大きさ 約64㎡
1区画当たりの
人数制限
7名まで
レンタル可能用品 マット、バーベキュー台、ランタン
テーブル、イス、ダッチオーブン等
ゴミ捨て場 〇(夜明け~16時)
ダンプステーション
周辺施設 ■売店
キャンプ場内
■スーパー
ツルヤ飯山店 斑尾高原から11km
デリシア飯山(12km)
ベイシア飯山店(14km)
■ホームセンター
ケーヨーデイツー飯山店(14km)
カインズスーパーセンター飯山店(14km)
■ドラッグストア
アメリカンドラッグ飯山駅前店(11km)
アメリカンドラッグ飯山静間店(14km)
■道の駅・直売所
道の駅ふるさと豊田(10km)
道の駅花の駅千曲川(15km)
道の駅しなの(16km)
■ガソリンスタンド
コスモ石油 セルフピュア飯山SS(12km)
ENEOS ニュー飯山給油所(12km)
ENEOS 豊田飯山インターSS(9.5km)

②RVパークやまなみの湯(山梨)


画像引用元:kurumatabi

RVパークやまなみの湯は甲西ふれあい公園内にあります。温泉施設で受付し、そこで料金を支払い、フロントガラスに駐車許可書を置いて利用します。


画像引用元:ameblo

温泉もあり、とても静かで過ごしやすい環境です。温泉は地下1,500mからくみ上げており、保温効果と美肌効果に優れています。美人の湯とも呼ばれていて、地元の人からも人気があります。

RVパークの利用者は、入浴券にスタンプを押してもらえ、その入浴券を見せると何度も温泉に入ることができます。露天風呂もあり、とてものんびりすることができます。館内にはレストランもあり、地元の食材を使った料理を楽しむことができます。


画像引用元:ltcampers

駐車場はとても広いので大きなキャンピングカーをお持ちの方でも安心です。車中泊できる場所は、1泊1,000円で利用でき、電源が取れるRVパークエリアは利用料が1,500円となります。

チェックインは13時~17時。チェックアウトは10時で予約は原則不要です。

ペットとの同伴も可能なので、広々とした土地でペットと一緒に遊びたいと考えている方はぜひご利用ください!

料金 1泊 1,000円/1台
電源
Wi-Fi ×
水道
レンタル可能用品 発電機
ゴミ捨て場
ダンプステーション
周辺施設 ■公園
芝生広場、遊歩道、遊具広場(無料)
■プール
10時~22時:900円
■テニスコート
・8時~18時迄:600円/2時間
・18時~22時迄:1,000円/2時間
■ゲートボール場
・8時~18時:無料
・18時~22時:200円/1時間
■スーパー
Aコープこま野 甲西店 2.4km
■ガソリンスタンド
・昭和シェル 西南湖SS 1.6km
・丸紅エネルギー 峡西SS 2.1km

③RVパーク八ヶ岳高原 原村 もみの木(長野)


画像引用元:kyoyakun2005.blog
「RVパーク八ヶ岳高原 原村 もみの木」は標高1,200mに位置し、夏でも涼しく快適に過ごすことのできるRVパークです。


画像引用元:原村市

原村は「星の降る里」とも呼ばれ、夏はここから約1km上にある八ヶ岳自然文化園で、「星まつり」が3日間繰り広げられます。

※八ヶ岳周辺の星がきれいに見えるスポットはこちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください!

受付は宿泊施設「樅の木荘」のフロントで行います。横断歩道を渡った先のテニスコートがRVパークになっていて、利用料金は2,500円(1泊)となっています。電源付きのサイトもあり、そちらは1,500円です。チェックインは15時~。チェックアウトは11時と決められています。


画像引用元:haramura.com
RVパークから約100mのところに、温泉施設「もみの湯」があり、疲れを癒すことができます。RVパーク利用者は割引券がもらえるので、安く利用できます。第3水曜日が定休日になっているので注意が必要です。

RVパークはペットとの同伴も可能です。広場があるため、ペットものびのびと過ごすことができるでしょう。近くにカフェもあるので、ほっと一息ティータイムを満喫できます。

料金 1泊 2,500円/1台
電源
Wi-Fi ×
水道
レンタル可能用品 無し
ゴミ捨て場
ダンプステーション
周辺施設 ■サウナ/大休憩室
■ペンション村(1km)
■八ヶ岳自然文化園
■たてしな自由農園(1km)
■八ヶ岳農場(3km)
■スーパー
Aコープ原村店 4.3km
■ガソリンスタンド
ENEOS 原村SS 4.2km
ENEOS 中新田SS 3.2km

④Booz Caf’e(山梨)


画像引用元:くるま旅

レストランの駐車場を利用する”グルメパーク”と呼ばれる施設です。お酒と食事を楽しみたいという人にかなりおすすめです。

キャンピングカーを利用した宿泊の場合は、車内での食事がメインになっていて、買ってきたものを食べるというのが一般的です。しかし、このグルメパークを利用すると、レストランで好きなだけ食べて、お酒も楽しみ、そのまま車中泊をすることができます。


画像引用元:boozcafe
Booz Caf’eは富士山の麓、山中湖展望台に向かう途中にある、とても景色が良いおしゃれな場所にあります。食事はイタリアンのコースがメインとなっていて、天然酵母の石窯ピザは絶品です。ペット同伴でも食事を楽しむこともできます。

料金 1泊 1,000円/1台
電源 ×
Wi-Fi ×
水道 ×
レンタル可能用品 無し
ゴミ捨て場 ×
ダンプステーション
周辺施設 ■温泉
山中湖温泉 2.8km(10:00~21:00)
■コンビニ
セブン-イレブン 山梨山中湖平野店 1.7km
セブン-イレブン 山中湖旭ヶ丘店 1.7km
■ガソリンスタンド
平野商事 2.0km
天野商事 山中湖SS 1.7km

キャンピングカーで泊まれない場所

ここまでキャンピングカーで泊まれる場所についてご紹介しました。では、次にキャンピングカーでの宿泊が禁止されている場所について解説していきます。

当たり前だと感じるかもしれませんが、非常に重要なことなので、初心者の方は特にご覧ください。

①道の駅


画像引用元:jalan

道の駅は地方に行くと数多くあります。地元の旬な食材や、レストランなど施設も充実しています。駐車料金も無料で利用できる場所がほとんどです。

そんな、道の駅でキャンピングカーを使い宿泊している人を見かけますが、道の駅では宿泊はできません。仮眠をとり休憩する程度はOKです。

道の駅で休憩や仮眠をとる際にはいくつかの注意点があります。まず1つ目が「ゴミを出さない」ということです。道の駅にはゴミ箱が設置してありますが、このゴミ箱は道の駅で出たごみを捨てるためのものなので、キャンピングカーで持ち込んだゴミは捨ててはいけません。

そして2つ目が「テーブルやイスを出さない」です。道の駅はキャンプ場ではないので、車外での調理や休憩は禁止です。発電機を使うこともNGです。

ほかの利用者の方の迷惑になるようなことはしないよう気を付けましょう。

②高速道路のパーキングエリア


画像引用元:毎日新聞
高速道路にあり、遠出をする際に大変便利な場所です。こちらも道の駅同様に、休憩するための施設なので、宿泊目的で利用するのはNGです。

しかし、車を運転していて眠気に襲われた際に、そのまま運転を続けるのは大変危険です。少しでも眠気を感じたら、パーキングエリアやサービスエリアで仮眠をとりましょう。

道の駅や高速道路のパーキングでは、昼食時や夕食時などの混雑時には、長時間居座らずに用事が済んだら出ることを心がけることが重要です。

③コンビニの駐車場


画像引用元:tripeditor
都会のコンビニには駐車場がないところがほとんどです。しかし、郊外のコンビニに行くとものすごく広い駐車場がある場合もあります。大型トラックの運転手などが車内で仮眠をとっている場合もありますが、基本的にコンビニの駐車場での宿泊は禁止となっています。

その原因としては、アイドリングの音などが近所迷惑になるということと、コンビニ利用者の迷惑になり、営業に支障がでてしますからです。ひどい場合だと警察を呼ばれることもあります。

中には、コンビニの駐車場でも有料の場所もありますが、使用用途が違うのでもちろん宿泊は禁止です。

④無料駐車場


画像引用元:young AMG

観光地などに行くと、無料で駐車できる駐車場が有りますが、ここでの宿泊も禁止です。あくまでも観光される方が利用する駐車場なので、長い時間駐車していると、とても迷惑になります。

また、田舎の無料駐車場の場合は、私有地の可能性があり、その場合は、人の家に勝手に車で泊まっているのど同じ扱いになるので気を付けましょう。

まとめ

今回はキャンピングカーで宿泊できる場所とおすすめの施設、宿泊禁止の場所をご紹介しました。

キャンピングカーの人気はどんどんと高まっています。日本は治安がとても良く、車中泊できる施設や場所もたくさんあります。また、温泉も数多くあるので、キャンピングカーでの旅にはとても恵まれています。

だからこそ、しっかりとマナーを守り、快適な旅にしましょう!

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