備え付けのスピーカーも良いですが、どうせなら車内でも高音質な音楽を聞きたいですよね?
そんな時におすすめなのが、車用のスピーカーです。
しかし、カースピーカーと一口に言っても様々な種類やスペックの商品が販売されているため、どのスピーカーが自分に合っているか分からないといった方も多いでしょう。
そこでこの記事では、カースピーカーの種類や選ぶ上でのポイント、さらにおすすめのスピーカーも紹介していきます。
こちらの記事ではおすすめのカーオーディオについて解説していますので、合わせてチェックしてみてください!
カースピーカーの種類
カースピーカーには2つの種類があり、どちらかを選ぶかによって音質や聞き心地が変わってきます。
ここではそれぞれの違いや、向いている人などを解説していきます。
①コアキャシルタイプ
コアキャシルタイプのスピーカーは高音スピーカーと中低音スピーカーが一体になっているタイプで、よりまとまりの良いサウンドを楽しみたい方に非常におすすめです。
こちらのコアキャシルタイプのスピーカーは純正のスピーカーに多く採用されているので、純正品と取り換えるだけで簡単に高音質を出すことができます。
比較的求めやすい値段で売られている商品が多いですが、ドアの下部に取り付けることが多いため、足元から音が聴こえるようになってしまうというデメリットもあります。
まとめるとコアキャシルタイプのスピーカーはお手頃な値段で簡単に取り付けられてまとまりのある音質を楽しみたい方におすすめです。
②セパレートタイプ
2種類目に紹介するのはセパレートタイプのスピーカーです。
先ほど紹介したコアキャシルタイプとは異なり、中高音を鳴らすツィーターと、低音を鳴らすスピーカーが分かれているのが最大の特徴です。
中高音を鳴らすツィーターをダッシュボードの上やピラー(窓柱)などの人の耳に近い位置に設置すれば、音をさえぎる障害物が少なくなり、より音源に近い自然な音を楽しむことができます。
このように自分の好きな場所に設置できるのが魅力ですが、ツィーターが落ちてこないようにビスや両面テープで固定する作業が必要となってくるので、純正品と取り換えるだけで設置可能なコアキャシルタイプのスピーカーと比較すると手間がかかってしまいます。
またスピーカー自体の値段もセパレートタイプの方が値段が上がります。
しかしその分、本格的な音楽を車内で楽しむことができるので、音質にとことんこだわりたい方にはおすすめです。
カースピーカーを選ぶポイント
ここではカースピーカーを選ぶ上で、必ずみておくべきポイントについて解説していきます。
購入後に音質が気に入らないと言った後悔が起きないよう、きちんとチェックしておきましょう。
①音色の傾向に着目しよう!
スピーカーの再生周波数によって、スピーカーが奏でる音色の傾向が変わってきます。
例えば、低音に強いサウンドを構築したければ最低音域が40Hz以下の商品を、高音を強くしたいなら最高音域が40kHz以上の商品を目安にスピーカーを選ぶのがおすすめです。
一般的に数字が低ければよりロックなどの低音に強く、高ければハイトーンボイスのボーカル曲など高音域にも強いスピーカーであることを示します。
また低音重視の方や、高音域に限らずリアルでクリアな音が欲しい方は、再生周波数の広いカースピーカーを選ぶと良いでしょう。
ご自分の好みの音楽に合わせてスピーカーを選んでみてください。
②出力W数に着目しよう!
車内で大音量の音楽を楽しみたい方はアンプのW数に着目する必要があります。
一般的な傾向として、カースピーカーのアンプのW数が大きいほど大迫力のサウンドが楽しめると言われています。
目安として、最大出力100W程度のスピーカーならカーオーディオ初中級者も満足いく音量が楽しめます。
おすすめのカースピーカー8選!
いよいよここからはおすすめのカースピーカーを「コアキャシルタイプ」と「セパレートタイプ」に分けて8つ紹介していきます。
購入する際の参考にしてみてください。
手軽な「コアキャシルタイプ」のおすすめスピーカー4選!
①クリアで力強い音が楽しめる「カロッツェリア」
こちらの「カロッツェリア TS-F1740」は1938年に設立された車載電気機器メーカー「パイオニア株式会社」が販売している製品です。
こちらの製品の特徴はなんと言ってもコスパの良さです。
6000円ほどというお手頃な価格でありながら、ハイレゾ音源再生にも対応しており、低域から58kHzまでの超高域まで情報量豊かな音を余さず奏でることができます。
また振動版には軽量・高剛性に加え、高い伝播速度とすぐれた応答性を併せ持つカーボン素材「高音質IMCC」(Injection Molding Car-bonized Cone)が採用されているため、スピード感あふれる低音で、豊かな音源再生が可能となっています。
ハイレゾ対応 | ○ |
---|---|
出力W数 | 最大出力160W |
再生周波数 | 30Hz-58000Hz |
サイズ | 38.4x21x12.2cm |
②バランスの良い音が魅力!「ケンウッド2020年モデル」
こちらは家庭用オーディオ機器、およびカーマルチメディア機器、無線通信機器などを製造・販売しているメーカー「ケンウッド」の製品です。
ツィーター振動板正面に配置したディフューザーに独自のウェーブ形状が採用されており、音の広がり感が楽しめる設計となっています。
また幅広い車種に取り付け可能なマルチブラケットが標準装備されているため300車種以上に簡単に取り付けることが可能です。ドライバーのみで取り付けることができるのも嬉しいポイントです。
実際に購入した人のレビューを見ると、特に「高音が聞き取りやすい」、「この値段でこの音質はとても満足」などの意見が多く感じました。
特段、音質に対して強いこだわりは無いが、手頃な値段で良い音楽を楽しみたいという方にはもってこいな商品と言えます。
ハイレゾ対応 | ○ |
---|---|
出力W数 | 最大出力160W |
再生周波数 | 37Hz~30kHz |
サイズ | 38.6×23.4×10.6cm |
③リアルな音源を楽しめる!「アルパイン」
こちらは主に自動車用音響機器、情報通信機器メーカーを販売しているアルパイン株式会社の製品です。
こちらのアルパインのカースピーカーは、上位モデルである「DDLinear」と同等のパワーを持つ、ハイパワーな磁気回路を採用しているため、低域まで忠実に音を再現することができます。
低音はサイズ的な問題で、セパレートタイプのスピーカーと比べると劣りますが、中高音は非常にクリアで臨場感を味わうことができます。
レビューを見ると「音は純正とは比べ物にならない程良く、車に乗るのが楽しみになった」や「長時間聞いていても耳が疲れない」といった高評価が目立ちました。
ハイトーンボイスのボーカル曲などをよく聞き中高音の音質を重視する方にはとてもおすすめの商品です。
ハイレゾ対応 | ○ |
---|---|
出力W数 | 最大出力100W |
再生周波数 | 50Hz〜48kHz |
サイズ | 25.4×13.1×7.3cm |
④超低価格ながら満足の音質!「響音」
こちらは京都で作られたことにちなんで、「響音(きょうと)」というブランド名が付いたカースピーカーです。
そんな「響音」の最大の特徴は2000円代という価格の安さです。
価格の安さに加えて、リアスピーカーの増設用としてはもちろん、純正スピーカーとの交換用としても活躍するといった汎用性が魅力です。
また低音や中高音域をそれぞれ再生する機構を持つ2wayタイプとなっているため、ナチュラルなサウンドが楽しめて幅広いジャンルの音楽に馴染みそうですね。
ハイレゾ対応 | ○ |
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出力W数 | 30~75W |
再生周波数 | 40Hz~20kHz |
サイズ | 34.6×16.6×6.8cm |
超高音質な「セパレートタイプ」のおすすめスピーカー4選!
①繊細かつ大迫力!「カロッツェリア」
こちらは「アーティストの姿まで見えるような実体感と躍動感に満ちた音楽性」というブランドコンセプトのもとに作られたカースピーカーです。
ハイレゾ音源をより解像度高く表現するため、構造の見直しやパーツ素材が厳選されており、あらゆる音源で大迫力な音楽再生をすることができます。
再生周波数も33Hz~64,000HZと低音から中高音まで幅広く臨場感ある音楽を奏でます。
とにかく良質な音を再生するよう設計されたスピーカーとなっており、実際に使用した方のレビューにも「運転中に聴き入ってしまうほどパワフルな音質」といったものや「特にJ-Popやアコースティック系の音楽などが聴きやすいイメージ」などの意見が散見しました。
少々値段が張っても、良い音質を楽しみたい!という方にはおすすめです。
ハイレゾ対応 | ○ |
---|---|
出力W数 | 50~180W |
再生周波数 | 33Hz~64kHz |
サイズ | 33×19.6x15cm |
②繊細な音や余韻まで楽しめる「ALPINE(アルパイン)X」
こちらは「目の前で演奏しているかのようなリアルで生々しい音楽の力感」を目指して作られたALPINEのカースピーカーです。
そのリアルさはアーティストの息遣いも感じ取れるほどです。
家の中に設置される高級スピーカーに採用されているような、(ダイヤモンドに類似したアモルファスカーボンとグラファイトの結合品など)高品質な素材が使用されているため、車内にいることを忘れてしまうのでは無いでしょうか。
ブラックとゴールドを基調としたデザインもスタイリッシュでオシャレですよね。
音の微妙なニュアンスその場の空気感までも、繊細に表現することができるので、低音重視の方はもちろん、どんな表現も余さず楽しみたいという方におすすめです。
ハイレゾ対応 | ○ |
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出力W数 | 45~180W |
再生周波数 | 23Hz~66kHz |
サイズ | 36.8×19.2×15.1cm |
③最高級カースピーカー「ケンウッド XS」
「アーティストが本当に伝えたかった音を車内空間に届ける」というコンセプトで海外でも人気なメーカー「ケンウッド」によって作られたのがこちらのカースピーカーです。
メーカー自ら「ケンウッド最高音質のスピーカー」と謳う最高級モデル、XSシリーズとなっています。
ツィーターは2way構造となっており、それぞれのツィーターが異なる帯域を再生することでワイドレンジで豊かな音を表現することが可能となっています。
またその素晴らしい高音質に加えて、高強度、高靭性を備えた素材「グラスファイバー」がスピーカーに使用されているため、振動の多い車内でも長く使用することが出来るという魅力もあります。
レビューを見ると「高音のシャカシャカ感少なくキレ良し、低音の迫力と余韻と表現の豊かさ、キレがとても心地よい」や「クリア感、バランス、スピード感全てにおいて最高」「このクオリティでこの価格はとても安い」といった意見が多く見られました。
カースピーカーの中で比べると、値段は高くなっていますが、それだけ音質にこだわる方にはピッタリなスピーカーだと言えるでしょう。
ハイレゾ対応 | ○ |
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出力W数 | 45~180W |
再生周波数 | 25Hz~48kHz |
サイズ | 37.3×19.3×15.2cm |
まとめ
ここまでカースピーカーの種類やその選び方、またおすすめの商品を紹介していきました。
ドライブに行く際はもちろん、通勤時などは良質な音楽を聞いて気分を上げたいですよね。
今回、紹介したようにスピーカーには様々な価格帯や種類のものがありますので、ご自分が好きな音楽ジャンルや求めるクオリティによって選んでみてください!