八ヶ岳に移住しよう!おすすめポイントと、移住の際に重視すべきこと

八ヶ岳に移住しよう!おすすめポイントと、移住の際に重視すべきこと
はっしー
ガレージライフ運営者の「はっしー」です。週末は「八ヶ岳」でドライブを楽しんでます。思い切ってガレージハウスを建てることにしました。八ヶ岳・小淵沢の魅力や楽しみ方を発信します。

最近、リモートワークをされている方がどんどん増えています。それに伴って出勤の必要がなくなり、職場に近い都会よりも家賃も安くのんびり過ごせる田舎に移住したい!という方も非常に多いです。

しかし、「どこを移住先にすればよいのか、何を知っておくべきなのかなどがわからない」という方がほとんどです。

移住先の候補として私がおススメしたいのが八ヶ岳です。なぜ八ヶ岳が良いのか、移住に際して注意したいことをご紹介しますので、ぜひご参考ください!

八ヶ岳への移住がおすすめな理由を5つ紹介!


「田舎に移住したい」「都市部から引っ越したい」という方が最初にぶつかる壁は「どこに移住すればいいだろう」という悩みです。

まずは、なぜ八ヶ岳が移住先として有力な候補なのか、5つのポイントを見ていきましょう!

ここで紹介するポイントは以下の5つです。

  1. 北杜市への移住には補助金が出る
  2. 子育て支援サービスが充実している
  3. 移住者が多く、地元に馴染みやすい
  4. 緑豊かでおいしい食べ物を味わえる
  5. 遊べるところも沢山ある

①北杜市への移住には補助金が出る!


八ヶ岳の麓にある北杜市では、首都圏からの移住者を積極的に募集しており、移住者を対象とした補助金の制度があります。

やはり、引っ越し費用等でかかる初期費用を避けて通ることはできないため、こういった金銭的な支援があるのはありがたいですね。

具体的には「北杜市移住支援金」として、単身世帯に60万円・2人以上世帯に100万円を支給しています。

移住に際して必要となる様々な物に使用してほしいとのことで、用途に制限はありません。引っ越し費用や、新生活に必要な家具の購入等、自由に使用できます。

支給の要件は?

要件は全13項あります。

  1. 移住直前の10年間のうち通算5年以上東京23区に在住または東京圏に在住し、東京23区に通勤していた方
  2. 移住直前に連続して1年以上東京23区内に在住又は東京圏に在住し、東京23区内に通勤していた方
  3. 2019年4月1日以降に北杜市に転入した方で転入時に50歳未満の方
  4. 申請時に、北杜市に転入後3箇月以上1年以内であること。
  5. 申請後、5年以上継続して北杜市に居住する意思がある方
  6. 申請年度及び申請年度前年度の北杜市の市税並びに市区町村税を滞納していない方
  7. 暴力団等の反社会的勢力や関係を有する者でないこと。
  8. 日本人もしくは外国人であって、永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者または特別永住者のいずれかの在留資格を有する方 など
  9. 山梨県等がマッチングサイトに支援金の対象として掲載する企業等に就業した方で当該企業等への応募日がマッチングサイトの掲載した日以降であること。
  10. 就業先が、3親等以内の親族が代表者、取締役等の経営を担う職務を務めている法人でないこと。
  11. 週20時間以上の無期雇用契約に基づいて就業し、申請時において連続して3箇月以上在職している方
  12. 就業先に申請の日から5年以上継続して勤務する意思を有していること。
  13. 転勤、出向、出張、研修等による勤務地の変更でなく、新規の雇用であること。

※マッチングサイト掲載企業はこちらを参照ください。

注意したいこと


支給要件を満たさなかったり、あとから条件が変わった場合には「返還義務」が発生します。こちらの条件にも注意してください。

全額返還となる条件は以下の4つです。

  1. 虚偽その他不正な行為により支援金交付を受けた場合
  2. 申請日から3年未満の間に北杜市から転出した場合
  3. 申請日から1年以内に支援金の要件に該当する企業等を退職した場合
  4. 市が行う報告の求めや調査に応じない場合

半額返還となる条件は1つです。

  • 申請日から3年以上5年以内に北杜市から転出した場合

いずれの場合も、雇用企業の倒産、災害、疾病等の場合で、山梨県知事及び北杜市長がやむを得ない事由として認めた場合は返還の必要はありません。

北杜市に5年以上在住すること、マッチングサイト掲載の企業で1年以上勤めること、市の調査に協力することができれば、特に問題ありません。

その他補助金:「子育て世代マイホーム補助金」


北杜市では、子育て世代を対象として、住宅の購入・ローンの利子・増築またはリフォームの費用の3点を対象として補助金を給付しています。以下でその3種類について紹介していきます。

支給内容

①子育て住宅購入費補助事業

対象 新築・建売・中古住宅
(居住用部分の面積が50m²以上)
交付額 住宅の建築費または購入費の10%
中学生以下の子どもがいる場合は
1人あたり10万円を加算。
新築・建売は150万円、中古住宅は100万円
備考 契約締結後1年以内に計画書を
提出する必要があります。

②子育て住宅ローン利子補給事業

対象 新築・増築・リフォーム・建売・中古住宅で、
住宅ローンを利用した住宅。
平成27年4月1日以降に工事請負契約または
売買契約を締結した、北杜市内に建築する
1戸建て住宅で、申請者が居住する部分が
対象となります。
交付額 住宅ローンの利子相当額とし、
限度額は年20万円
交付期間 補助金交付決定後5年間
備考 令和6年12月20日までに
計画書を提出する必要があります。

③子育て住宅リフォーム費補助事業

対象 増築またはリフォームをする住宅
(居住用部分のリフォーム等の面積が50m²以上)
交付額 増築またはリフォーム費の50%、
中学生以下の子どもがいる場合は
1人あたり10万円を加算。限度額は100万円です。
備考 契約締結後1年以内に
計画書を提出する必要があります。

支給要件

補助金の交付を受けることができる方は、次の1~7の全てに該当する方となります。

  1. 次のいずれかに該当する子育て世帯であること。
  2. ・中学生以下の子どもと同居している世帯
    ・申請する方若しくは同居する配偶者が妊娠中の世帯
    ・補助金交付申請後、子どもを出産し、育てる予定の世帯
    ・1年以内に婚姻することを誓約する方

  3. 申請する方が50歳未満であること。申請する方に配偶者または婚姻誓約者がいる場合は、夫婦いずれも50歳未満であること。
    (交付申請書提出日において50歳未満であること。)
  4. 市内に住所を有する世帯または市内に定住する意志をもって転入する予定の子育て世帯
  5. 申請する住宅に10年以上定住する子育世帯
  6. 行政区に加入をするまたは地域の活性化の推進に協力する意志を有する子育て世帯
  7. 市区町村民税等を滞納していない子育て世帯(転入者においては、前住所地において)
  8. 暴力団員がいない子育て世帯

北杜市の移住・定住サービスポータルサイトで紹介されていますので、ぜひご覧ください。

②子育て支援サービスが充実している

北杜市では、子育て世代の負担軽減のために、医療費助成や第2子以降の保育料完全無料化などのサービスを提供しています。移住を考えている方でお子様をお持ち・これから家族が増える予定の方にとって非常に力強いサポートです。

・子供医療費助成制度


お子様が北杜市にお住いの保護者様を対象として、お子様の通院・入院の際にかかった医療費(入院時食事療養費を含む)の自己負担分を助成する制度です。

市役所窓口で受給資格登録申請を行い、受給者証を発行された後は、山梨県内の病院に限り自己負担額が無料となります。一度窓口で負担した後に市へ払い戻しを申請することも可能です。

生活保護・重度心身障害者医療費助成制度・ひとり親家庭医療費助成制度のいずれかを受けている方は対象外なので注意してください。

・ひとり親家庭医療費助成


北杜市にお住いの、ひとり親家庭の親と子供が病気やケガで通院や入院(入院時食事療養費は除く)した場合に、自己負担した費用を助成する制度です。

子供医療費助成制度と同じく、市役所窓口で申請し、受給者証を発行してもらう必要があります。県内の病院に限らず、県外の病院でかかった費用も助成対象となっています。

助成対象となるのは、ひとり親家庭の父又は母及び児童・配偶者のない養育者及びその養育者が養育する父母のない児童・父母のない児童のいずれかです。

生活保護を受けている方・児童福祉施設、障害福祉施設に入所している方・里親委託されている方は対象外となるため注意してください。

所得税非課税世帯であることと、扶養義務者の所得額が児童扶養手当法の所得制限額以下であることの両方の要件を満たす必要があるため、こちらも注意してください。

・第2子以降の保育料完全無料化


北杜市では、第2子以降の保育料・副食費を助成しています。0歳から2歳までの第2子は保育料が、3歳から5歳までは副食費が助成されます。国の制度と合わせると、第2子以降の保育料が完全無料となります。

償還払い方式と、施設の代理受領方式があり、どちらを採用しているかは園ごとに異なるため確認が必要です。どちらも専用の用紙を使用しての申請が必要です。

③移住者が多く、地元に馴染みやすい


北杜市は積極的に移住者を迎え入れており、移住によって人口を増加させている自治体の一つです。

山梨県の平均値と比べても、県外からの転入者の割合は高くなっています。(参考:平成 24 年:北杜市 69%、山梨県 50%)

移住者のコミュニティや相談窓口なども充実しており、非常に暮らしやすい環境となっています。

都市部からの転入者が継続して増加中

NPOふるさと回帰支援センターによると、移住の人気が高い山梨県において北杜市はダントツで人気が高く、毎年800名程度が北杜市へ移住しているというデータがあります。

現在は窓口の拡充・係員の増員など、市を挙げてさらなる移住者募集を行っており、今の世の中の状況も相まってどんどんと移住者が増えていくと予想されます。

移住者が増えると移住者のコミュニティもどんどん強くなり、より暮らしやすい環境が整っていくでしょう。

古くからある集落への移住は難しいかも。


古くから存在し、近隣の住民同士の付き合いが長い集落や地元の方が住むエリアでは、地元ならではの人間関係やルール、マナーがある場合もあり、よそ者がいきなり住むのはハードルが高いかもしれません。

移住者が多いエリアであれば移住初心者でも馴染みやすいかもしれませんね。むしろ移住者初心者の気持ちを汲み取って何かと支えてくれるかもしれません。

移住者が多いエリアは別荘地などですが、住もうとしているエリアの近隣住民の人柄は不動産屋さんに聞いてみましょう。

④緑豊かでおいしい食べ物も沢山!


八ヶ岳への移住をおススメする最大の理由がやはり自然が豊かで、水も空気も食べ物もおいしいということです。都心部を離れるならこれは絶対条件ですよね。

八ヶ岳には、スローライフを楽しみたい方にとって最も重要な要素がすべてそろっています。

日照時間が長く、降水量が少ない


八ヶ岳のふもとにある北杜市は日照時間が日本一長い場所です。各地の平均日照時間(年間)は2000時間ですが、北杜市は2500時間も日照時間があります。さらに、降水量も平均より200mmも少なく、空の広い北杜市の魅力を存分に味わうことができます。

八ヶ岳は空気もきれいで、夜には6等星まで、数にして3000個の星空を楽しめます。天気がいい北杜市であれば、ほぼ毎日満天の星空を楽しめます。

現地のとれたて野菜がたくさん食べられる


北杜市に移住された方が一番驚くことが、野菜がとても安いことだそうです。都心部だと少し値が張る野菜ですが、北杜市は生産地に近いため、取れたての野菜を安く購入することができます。野菜だけでお腹いっぱいになれるほどたくさん食べれます!

北杜市は日照時間が平均よりも長いので、太陽の光をいっぱい浴びてすくすくと育ったおいしいお野菜を存分に楽しめますよ!

北杜市は湧水地も多く、お水も都心部とは比べ物にならないくらいおいしいです。サントリーの拠点がたくさんあることからも、いい水がわいていることがわかります!

⑤遊べるところも沢山!


大自然に囲まれた八ヶ岳・北杜市には遊べるスポットもたくさんあります!やはり、大自然に勝る遊び場はありませんし、移住を検討されている方も、都会の喧騒を離れて、大自然に包まれて生活したいと思われている方がほとんどでしょう。

特に広大な自然を有効に活用したアクティビティはとても魅力的です。

美しい雪景色を見ながら滑れるスキー場や初心者から上級者まで楽しめる登山、大自然の中を歩く乗馬など例を挙げればきりがありません。

八ヶ岳にある遊べるスポットを見てしまうと、明日にでも移住したくなるほど魅力的ですよ!

八ヶ岳で出来るアクティビティについてはこちらの記事で紹介しているので興味がある方はぜひご覧ください!

大自然の中で子供と遊ぼう!


大自然の中で思いっきり子供と遊んだり、遊んでいる姿を見る以上に幸せな事はないですよね。八ヶ岳がその夢をかなえてくれます!
家でゲームをしたり、テレビを見たりするのも良いですが、大自然を相手に思いっきり遊ぶ経験は、今の子供たちにとっては本当に大切なことの一つです。

ペットと一緒に遊べるスポットも!


八ヶ岳では、お子様だけでなく、愛するペットとも思いっきり遊ぶことができます。ペットの楽しそうな姿をたくさん写真におさめちゃいましょう!おいしい空気、開放的な空間にペットたちも大喜び間違いなしです。

八ヶ岳に移住する上でのポイント


八ヶ岳をおススメする理由をご覧になって、「移住してみたい」と思われた方も多いと思います。しかし、移住するのは非常に大きな決断です。安易な気持ちで移住してしまい、失敗してしまうことのないよう、気を付けたいポイントを押さえておきましょう。

①家探しでは長く住めるかを重視


移住するということは、そこで生活をすることになる、ということです。「観光ならいいけど、住むとなるとちょっと…」という場所もたくさんありますよね。いくら魅力的な場所でも、訪れるのと生活するのでは大きな違いがあります。

家の近くで生活必需品はそろうのか、近隣の学校情報、病院の場所など、生活に必要となる要件を満たしているかを必ずチェックしておきましょう。

お試し移住も活用しよう


北杜市では、移住を検討している方にお試し移住のキャンペーンを実施しています。地図やインターネットだけでは分からないことを確かめるのにとても有効です。ぜひ活用してください。

仕事を見つけておこう


生活するには、もちろん仕事をする必要があります。北杜市に移住する際の補助金を受け取る要件として、「マッチングサイト掲載の企業で働く」というものがありますので、仕事を見つけるのは比較的容易です。

②元の家はしばらくはそのままにしておく


移住は人生を大きく変える決断です。どれだけ準備しても不安はつきものです。そういったときに、元の家にいつでも帰れる状態にしておくと、何かあればいつでも帰れるので安心です。

記事の中でもご紹介したご近所づきあいでのトラブルや、都心部に住む親族に何かあった場合など、すぐに帰らなければいけなくなることも考えられます。

そういった不安がなくなるまでは元の家をそのままにしておき、落ち着いたら売却したり、貸し出したりすることをおススメします。

③寒さに耐えられるか


八ヶ岳は山梨県と長野県の県境にあり、なおかつ標高も高いため冬の寒さは非常に厳しいです。冬季には-7℃まで気温が下がることもあるので、寒さは覚悟しておきましょう。

自身の防寒対策に加え、凍結防止などの自宅のメンテナンス等も確認しておく必要があります。

八ヶ岳の移住にかかる費用は?


移住する際に必ず必要になる引っ越し費用、新居の家賃等が必要となります。もちろん、土地を購入し家を建てたり、古い空き家をリノベーションしたりするとさらに費用がかかります。

しかし、最低限必要な費用は新居にかかわる費用を含めた引っ越し費用のみです。十分に北杜市の補助金制度でまかなうことができます。

平均的な家賃


物件によりますが、東京23区と比較すると4~5万円程相場が低いです。北杜市は車が必需品なので、家賃が少ない分をマイカーに回す形になりますが、それでも東京23区の平均家賃よりも費用を抑えることができます。

まとめ


八ヶ岳には、皆さんが暮らしたくなる魅力がたくさんあります。ありがたいことに、移住支援の制度、子育て支援の制度が充実しているため、特にお子様をお持ちの方はぜひ思い切って移住をする選択をしてみてください!

その際はお試し移住を活用し、生活できるかどうかをしっかりと見極めましょう。ダメなら移住をやめることができる点も安心です。

皆さんが最高の八ヶ岳ライフを楽しめるよう応援しております。当サイトではほかにも八ヶ岳に関する情報や、移住の際にぜひ建てたいガレージハウスなどの情報を発信しています。ぜひ読んでご参考いただき、移住した際のイメージを膨らませてください!

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