「トレーラーハウス」の素敵な使用例を具体的なメリットや注意点と合わせて解説!

「トレーラーハウス」の素敵な使用例を具体的なメリットや注意点と合わせて解説!
はっしー
ガレージライフ運営者の「はっしー」です。週末は「八ヶ岳」でドライブを楽しんでます。思い切ってガレージハウスを建てることにしました。八ヶ岳・小淵沢の魅力や楽しみ方を発信します。

近年、非常に注目度が上がっているトレーラーハウス。通常の建物よりも気軽に導入でき、活用法もさまざまあり、法人・個人かかわらず人気が高まっています。

トレーラーハウスと聞くと、簡易で機能性の低い住居というイメージを持たれがちですが、近年のトレーラーハウスはかなり居住性が上がっているため、普通の住居と遜色なく使用することができます。

この記事ではそんなトレーラーハウスの使用例について詳しく解説していきます。

そもそもトレーラーハウスとは

ではまず、トレーラーハウスとは具体的にどういう特徴があるのかを見ていきましょう。

1.自走しない車両


トレーラーハウスの構造はシンプルで、タイヤがついた台車の上に、小さい家のような建物が乗っているという構造です。

キャンピングカーは自走しますが、トレーラーハウスは牽引が必要です。住居としての機能はキャンピングカーと比較するとトレーラーハウスのほうが優れています。

機動力のあるキャンピングカー、設備が完全に整っているトレーラーハウス、という感じです。

2.住居としての側面が強い


トレーラーハウスは通常の家屋と同じように、電気・水道・ガスを引き込んで使用することができます。設備を整えれば、通常の家屋と全く同じように暮らせるのがトレーラーハウスの特徴です。

一方でキャンピングカーは、内装面で見ると設備は整っているかもしれませんが、あくまでも車両としての機能が優先されているため、水回りの機能、特に排水の作業に労力を費やします。

キャンピングカーでの排水作業について簡単にご説明していきます。

まず、キャンピングカーのキッチンやシャワーなどから出る生活排水は「グレータンク」、トイレの汚水は「ブラックタンク」と呼ばれる、別々のタンクに溜められています。これらグレータンク、ブラックタンクの処理は、オートキャンプ場やRVパークに設置されている「ダンプステーション」、もしくは自宅のトイレなどでしか行えません。

公共のトイレなどに排水するのはマナー違反ですよね。しかしキャンピングカーの利用が盛んな欧米ではダンプステーションがたくさんあるのですが、日本では先ほど言ったオートキャンプ場やRVパークでもまだ少ないのが現状です。


画像引用元:campnofuji

さらにダンプステーションの少なさだけでなく、タンクには事前に決められた量の水や専用の薬剤を投入しておかないといけない、タンクが重い、汚物のにおいがきつい等の問題もあります。

トレーラーハウスはその点、水道を引くことで排水の処理を自分で行う必要が無いので安心ですよね。

さらに、広さもやはりトレーラーハウスのほうが勝っています。

トレーラーハウスの素敵な活用例


通常の家屋より小回りが利き、なおかつ内装・設備も遜色ないトレーラーハウス。その特性から、様々な用途に使用でき、大活躍しています。

法人の場合は簡易の事務所や店舗用として、個人の方は母屋の近くの倉庫や別の部屋として、さらには別荘としてなど、それぞれの目的に合わせて細かく使い道を調整できます。

そんなトレーラーハウスですが、実際に建ててみたいものの、どのような見た目、内装にすれば良いのか迷ってしまいますよね。

自分の好きなようにカスタマイズしやすいのがトレーラーハウスの良い点ですが、参考になるイメージは持っておいたほうが実際建てる際にスムーズに進めることができます。

ここではトレーラーハウスを実際に購入し、おしゃれに有効活用されている方はたくさんいます。数点ご紹介しますので、ぜひご参考ください。

①セカンドハウス・別荘として

画像引用元:parkhomes

個人でトレーラーハウスを導入する場合、最も多い用途がセカンドハウス・別荘としてです。自宅とは違い必要最低限の設備で押さえないといけませんが、それがトレーラーハウスのいい点でもあります。

こちらのトレーラーハウスはログハウス風の見た目で、なおかつデッキを拡張しているタイプのものですね。山の雰囲気ともマッチしていて非常に味のあるトレーラーハウスです。

トレーラーハウスは一般住宅と比べると広さが限られているため、必要最低限のもので生活する必要があります。しかしそのシンプルさがまたいいですよね。

②アウトドアの拠点に!


画像引用元:okinawatraveler

移動させることができるという利点を生かし、アウトドアや旅行の拠点にされる方もいらっしゃいます。


画像引用元:okinawatraveler

こちらのトレーラーハウスは沖縄県那覇市から車で20分の位置にあるグランピング&本場のアメリカンBBQスポット「ISLAND MAGIC SENAGAJIMA by WBF」です。


画像引用元:okinawatraveler

こちらのトレーラーハウスを拠点とし、沖縄の透き通るほど綺麗な海でカヌーなどのアウトドアを楽しむといったプランなども素敵ですね。

③おしゃれなトレーラハウスカフェ


画像引用元:seki-biz
移動しやすく、メンテナンスもしやすいことからトレーラーハウスを使用したカフェが増えてきています。


画像引用元:seki-biz

自宅の敷地内の空いているスペースを有効活用できるという点でも人気ですし、トレーラーハウスには通常の建物にはない味があるためカフェの経営に非常に向いています。

④宿泊施設として


画像引用元:pica富士西湖

こちらは富士五湖のひとつ、「西湖」近くにあるキャンプ場『PICA富士西湖』で活用されているトレーラーハウスです。


画像引用元:pica富士西湖

トレーラーハウスにウッドデッキを併設し、バーベキューなどのキャンプを楽しむことが出来る作りとなっています。


画像引用元:pica富士西湖

室内は広々としており畳敷きのスペースもあるため、子供連れで宿泊を楽しんだりして快適に過ごせそうですね。

トレーラーハウスのメリット

見た目や内装をこだわると止まらないトレーラーハウス。「自分もこんなトレーラーハウスが欲しい!」と思われた方も多いでしょう。

トレーラーハウスは見た目がおしゃれで移動でき、使用用途が幅広いだけでなくそのほかにも具体的なメリットがたくさんあります。

主なメリットとしては以下の4点です。順番に見ていきましょう。

デザイン性が高いため集客アイテムになる


常設の店舗と比較するとデザインに自由度が高いことや、トレーラーハウス自体がそもそも持っているデザイン性が高いことから、通常の店舗を構えるよりもより目立つ集客アイテムとなってくれます。

トレーラーハウスを使用するだけで、非日常感・冒険感・秘密基地感が出るので、お客様の気持ちをくすぐる事間違いなしです。

初期費用が抑えられる

法人として利用する場合、個人として利用する場合のどちらにおいても大幅に費用を抑えることができます。

店舗・事務所として新しく建物を建てるとなるとどうしても多額の開業資金が必要となってしまいます。しかし、トレーラーハウスは比較的低コストで導入できるため、初期費用を大幅に抑えることができます。

もちろん建築費としてかかる費用はピンキリですが、平均して3000万円ほどかかるのが相場となっています。トレーラーハウスの相場は500万円ほどなので、新しく建物を建てるよりもぐんと費用を落とすことができます。

これは個人で新築を建てる場合と比較してもやはり、トレーラーハウスのほうが全体的にコストは低く、なおかつ通常の住居と遜色ない品質となっていることから、特に子育てが終わった方たちの間で、引退後の新居としてトレーラーハウスを選ばれる方も増えています。

各種税金等の維持費が抑えられる

トレーラーハウスは車両という扱いなので、固定資産税や不動産所得税など、通常の家屋にかかる諸税がかかりません。なおかつ、自走しないという特徴から自動車所得税、重量税、自動車税がかからないため、維持費も年間でおよそ20~40万円ほど抑えることができます。

さらに、どうしても維持できなくなった場合でも、トレーラーハウスは通常の家屋と比べて売却しやすいため、全体的に負担を軽減してくれます。

好きなところに移動できる

トレーラーハウスは自走しませんが、牽引することができるため基本的にどこでも移動することができるため、引っ越しや移転がかなり楽にできるというメリットがあります。

通常の建物だと、土地を更地にしたりするのに手間もコストもかかりますが、トレーラーハウスはそういった問題とは無縁です。

特に、店舗を営んでいる方で、出店戦略が思うようにいかず移転したいとなった場合、店舗がトレーラーハウスだと安心です。

というのも常設の店舗の移転には莫大な費用が掛かりますが、トレーラーハウスの場合は移動費のみで、こちらもコストを大幅に抑えることができるためです。

※トレーラーハウスの移動費については後述しています。

トレーラーハウスを動かすだけで土地を更地にできるのは非常にありがたいですよね。

設置場所の制限が少ない

トレーラーハウスは車両という扱いのため、通常の家屋を建設できない土地でも設置することができるメリットがあります。広い土地を必要としないので、その点でも非常に自由度の高い住居といえます。

本来であれば建物を建てれない「市街化調整区域」にも、トレーラーハウスであれば設置可能です。そのトレーラーハウスを店舗や賃貸物件として活用することで、土地の有効活用をすることもできます。

トレーラーハウス導入に際する注意点

見た目がいいだけでなく、金銭的にも、その他の点でもメリットがたくさんのトレーラーハウスですが、設置に際しては注意しておかなければならない点もあります。

しかし、押さえておきたい点は2点のみです。順にみていきましょう。

移動・運搬費はかかる

新築の建物を建設する場合と比較すると、総合的にみて費用を抑えることができるトレーラーハウスですが、設置を検討されている方が見落としがちな費用として移動・運搬費があります。

トレーラーハウスは特殊な車両なので、牽引に特別な免許・許可が必要なうえ、場所によっては重機を使用する必要等もあるため、かなりの費用がかかってしまいます。

費用はまちまちですが、およそ50万円~100万円程です。これに本体の購入費用を合わせたものが導入費用となります。

移動費を合わせても、トレーラーハウスを導入するほうが圧倒的に安価で済ませることができます。特に法人でご検討されている方で、出店戦略等である程度の融通、ゆとりが欲しいという方にはトレーラーハウスがおススメです。

場所によっては設置できない場合も

農地や市街化調整区域など、本来建物を建てることができない場所にも設置できるというのがトレーラーハウスのメリットですが、そもそもトレーラーハウスを運んでこれないような場所や、地盤が緩く補強が必要な場所など、設置ができない場合もあります。

設置に際してはご自身が発注したコンテナハウスのメーカーに要件を問い合わせすることをおすすめします。平面にする必要がある箇所、転圧をかけなければならない箇所など、専門的な細かいポイントを詳しく説明してもらうことができますよ。

また地元の工務店に、コンテナハウス設置に必要な作業や費用を相談したうえで購入するようにすると確実性が増すので必ず確認するようにしましょう。

トレーラーハウスの使用例まとめ


導入時・廃止時のいずれも手軽で、なおかつ自由度の高いトレーラーハウス。自分だけの空間とすることも、集客ツールや、土地の有効活用をするという点でも大活躍すること間違いなしです。

皆さんが建ててみたいトレーラーハウスは見つかりましたか?ぜひこの記事を参考にあなただけのトレーラーハウスが完成することを楽しみにしています!

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