こんにちは。はっしーです。クラシックカーラリーに出ている車ってカッコいいですよね。メッキいっぱいで、レーシーで、歴史が詰まった宝石のような希少な車たちが集まります。歴史的逸品たちですからさぞお高いことでしょう!それは一面正しく、数億円で取引される車が普通に出場しています。。。でも実はお手頃価格で買えてしまう車もあるのです!今日はそんな車をご紹介します。
お手頃なクラシックカーを手に入れてクラシックカーラリーを楽しみましょう!
クラシックカーラリーに出場できる車とは?
クラシックカーラリーは主催者によって出場できる車に条件がつけられています。イベントの雰囲気や競技の公平性を維持するため、年式や、オリジナル性、車のタイプなど条件はイベントによって異なります。
最も格式が高いラリーイベントのうちの一つであるラフェスタミッレミリアの参加条件はかなり厳しめです。67年までに製造されたオリジナルでFIVAのID等、公的な証明がある車に限られています。
もう少し緩めのコッパディ京都の参加資格を例に見てみましょう。
こちらは少し新しめの70年代に作られた車が参加できますがスポーツカーレースやツーリングカーレースで活躍した車という条件がついています。
ラフェスタの条件は流石に厳しいのでコッパディ京都の条件に叶う300万円までの車を探してみましょう!この際、程度には目を瞑ります。直しながら乗るのも車趣味!極上のバリ物乗るのは何かをサボってるようなもんです(自戒)
ちなみにこれを買ったら絶対ラリーに出れると保証する物ではありません。各イベントの事務局に問い合わせしてみてください。そこはお互い車好きの世界。波長が合えば参加出来るかもしれませんよ。ラリーを見に行くと時々条件と違う車が走ってたりしますよね?そういうのは相談の結果okとなった車両です。意外とある話なのであきらめないでいきましょう。
お手頃なクラシックカー
イギリス車
まずは生産数が多くて、現存数が結構あるため意外に安価なイギリス車達からです。比較的部品があるので維持もしやすい車が多いです。
MGBは言わずと知れた超名車ですね。オープン2シータークラシックカーの代名詞です。200万円代で買えるのはその弾数の多さからですが1962年から1980年まで累計で52万台が製造されました。それだけに部品も豊富で維持しやすさもMGBの魅力です。安いけどカッコいい!クラシックカーラリーの華はオープンカーなので良いチョイスではないでしょうか。
トライアンフのTR250もお安い値段で出ていますね。TR5を北米市場の排ガス規制に合わせてデチューンした車でTR5が150馬力出ていたのに対し104馬力に抑えられています。またTR5が約3千台の生産に対しTR 250は約8400台と台数があることも安さにつながっているのかもしれません。この年代のトライアンフがこの値段とは僕もびっくりしました。ただし修理歴ありですし覚悟していきましょう!
ウーズレイ1500です色合いといい形といいクラシックカーの魅力が詰まってますね。50馬力ですがのんびり走るには十分でしょう。お尻の形もいいですね。トランクがしっかりあるので長距離旅行も行けそうです。その代わりしっかりメンテしてして信頼性を上げておきましょう!
ミニです!ブリティッシュレイランド製です。かわいいけどレースシーンを彩った侮れない車です。世界初横置きFFという歴史的な車でもあります。1959年から2000年まで生産されていて最末期は日本がメイン市場だった車なので日本にかなりの台数が残っていてパーツもある維持しやすい車です。イギリスっぽい色もいいですね。
こちらはミニの派生車種。ライレーエルフはミニをベースに高級に仕上げた車です。トランクスペースが出っ張っていてセダンの形になっています。イギリスっぽさがやはりいいですね。MGミジェットは安いな。1961年から1979年まで製造されているので部品も安心ですね。イギリスはモデルライフが長い。
オースチンセブンです。戦前車ですがやすい!やはり数がたくさんあるのが安さの秘訣のようです。1922年から1939年まで製造されシリーズ累計で29万台が販売された大ベストセラーです。そのスポーツタイプ。750ccの4気筒エンジンで17馬力を発生します。ハーバートオースチンとスタンレーエッジの2人がたった8か月で設計したT型フォードと並ぶ大衆向け量産車です。CGの初代編集長の小林さんも乗っておられた歴史ある車種です。戦前車は運転したことないですから、僕も欲しい17馬力しかないので遅いのは間違いないですが、楽しそう!構造が簡単だそうなので自分でメンテできる人は狙い目ではないでしょうか?
300万円までで買えるのはこの辺りですが、もうちょっと足せば狙える車たちも紹介します。
TR4は300万円ちょい越えでした惜しい。ホイールがセンターロックでクラシック感ありますね。
オースチンヒーレースプライト。カニ目ももう少し頑張れば買えます。個性的な見た目がクラシックカー感です。950ccのエンジンで約600キロのボディを駆動する正統派ライトウエイトスポーツです。ちょっと高いですが頑張って狙いたい車ではないでしょうか。
イギリス車は結構ありましたね。モデルライフが長いのと小排気量の車が充実しているからか安く買えて維持費が安い車が多いのかも知れません。
イタリア車
残念ながら60年代が見つかりませんでした。値段あがっちゃったんですね。フィアット500も大ベストセラーの車です。トッポリーノの後継として発売され1957年から1977年まで製造された2代目の500です。479ccの2気筒エンジンで15馬力を発生しました。最終型では594ccまで拡大し23馬力になったのですが、かわいらしいパワーですね。ABARTHにチューンされた車も楽しいですが、500ののんびりした佇まいもイイ!フィアット124は1966年から1985年まで生産されたフィアットのファミリーカーシリーズで、クーペやオープンなどさまざまなボディ形状を持つ一大シリーズでした。ソビエトや韓国でも生産されシリーズ全体では1500万台という膨大な生産数を誇ります。フォルクスワーゲンのビートルやT型フォードクラスの大量生産車ですね。日本では外車=高級のイメージには乗れずあまり流行らずでした。ビートルが流行ったのに、124が流行らなかったもはなんでなんでしょうね。今の目線で見ると程よく四角い形がかわいく、クラシックカーラリーでも他車に負けない個性を見せてくれそうです。ギリギリ300万円未満に入ってくれたジュリアシリーズのアルファGT1300Jr.です。ジウジアーロデザインの傑作ですね。素直にカッコいい!GTAみたいな段付きのボンネットになってないのが好感です。みんな段付きにしちゃうのはどうかと思います。ジュリア はジュリエッタの後継シリーズで1962年から1977年まで生産されたロングセラーです。箱型のスーパーや、オープン2シーターのデュエットなど派生モデルがたくさんあります。その中でも1300ccのGTはエンジンの吹け上がりもシャープで楽しい一台です。大人気シリーズだけあって部品の供給に全く不安がなく、安く維持できます。あまり壊れないしコールドスタートも安定しています。僕もデュエットをもっているので実感してますが、維持は難しくないです。美しいデザインはラリーでも他車に負けません!
300万円までで見つけられたのはここまでですが、もうちょっと出せばジュリア スーパーが狙えます。ジュリア スーパーは渋いですね。程度によりけりですが僕は1300ccJr.でいいかな。
ドイツ車
まずはフォルクスワーゲンカルマンギア!カッコいいですね。1955年から1975年まで生産された車でコーチビルダーのカルマンが企画してビートルのエンジンにギアデザインのボディを合わせて作られました。アメ車っぽいですね。速い車ではありませんが低い車体に流麗なボディが相まって実にかっこいい。改造が盛んだったためオリジナルを維持している個体は少ないですが地道に探したいですね。オープンタイプがラリーに似合いそうです。ビートルの部品が使えるのでメンテナンスも大丈夫👌本家国民車タイプ1(ビートル)です。フェルディナントポルシェ博士がデザインした世界的名車です1938年から2003年まで生産された累計で2152万9464台が生産されました。そのうちの初代がタイプ1です。見慣れたデザインですがなんともかわいいですね。2002はBMWが1968年から3シリーズにバトンタッチする1975年まで生産された車です。ラリーでも活躍し、1973年のオーストリアのアルペン・ラリーでの優勝など数々の勝利を挙げました。この時のコドラは後にスクーデリアフェラーリ を率いるジャントッドでした。2002といえばはじめての市販ターボ車2002turboを思い出しますが、流石に1000万級の車になってしまうので、素のマルニでいきましょう!直線的なデザインがかっこいい!ちなみに初代3シリーズも3百万円以内で買えますが、それだったらマルニを押したいです。マルニの方がカッコいい。
ちなみにもう少し出せばイセッタが狙えます。
ちょっと高いですね。ミニカー系。BMWのイセッタは本家イソ社よりも多く16万台も作られました。バイクのエンジンが使えたし、ちょうど良かったんでしょうね。バブルカーも一度は乗ってみたい。
今回はお手頃価格で乗って維持できる車を18車種ご紹介しました。クラシックカーラリーに出ることもそうですがこんな車がガレージにいたら毎日がたのしくなりそうですね。ぜひ一台いかがでしょうか?
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