キャンピングカーで旅をするように、自然に囲まれて車で寝泊まりする体験、一度はやってみたいですよね!
しかし、キャンピングカーは価格が高く、そう簡単に入手できるものではありません。
そこでおすすめしたいのが「ルーフテント」です。
ルーフテントという言葉を初めてお聞きになる方もいると思いますので、この記事では「ルーフテントとは」というところから「おすすめのルーフテント」や「選び方のポイント」などを解説していきます。
より充実したアウトドアライフを過ごしたいと考えている方はぜひ最後までご覧ください!
ルーフテントとは
ルーフテントとは、一般的に車上泊に必要なテントのことを指します。
車上泊はその名前の通り車の上で寝泊まりをすることで、車の屋根の上にテントを広げ、その中で過ごすことを言います。
テントで過ごすのは好きだけど、草むらだと虫が来そうで怖いと感じている方や、非日常を味わいたい方にはとてもおすすめのアウトドア用品です。
ルーフテントの種類
ルーフテントは大きく「タワー型」「シェル型」「ルーフトップテント型」の3タイプに分けることができます。
ここからはそれぞれのタイプの違いや、向いている人を紹介していきます。
①収容力抜群!「タワー型」
タワー型は、4つの柱で屋根をささえる長方形型のルーフテントです。
次に紹介する「シェル型」と比べ、高さに余裕があり広々している為、快適に過ごすことができます。
タワー型のルーフテントはカップルや3~4人ほどのファミリーに向いています。
②手軽さが魅力!「シェル型」
続いて紹介する「シェル型」のルーフテントは、ワンタッチで開閉できるほど設営が簡単で、さらに比較的値段が安いのが特徴です。
商品によって異なりますが、1人が寝そべるのにちょうど良い広さのものが多いので、ソロキャンプなど、1人で宿泊する場面に最適です。
③本格的なルーフトップテント型
3種類目は「ルーフトップテント型」です。
通常のテントがそのまま車の屋根に乗ったような形で、上記で紹介した2タイプと比べ、圧倒的に広いのが特徴です。
快適な居住性を重視するファミリーや大勢で本格的なキャンプを楽しみたい方におすすめです。
一方でテント型は、組み立てが大変というデメリットもあります。その為、テント設営に慣れていない初心者は、ボタン一つでテントが展開する「全自動タイプ」や、ハンドルをくるくると回すだけでテントが出来上がる「半手動タイプ」、ケースを開くだけで展開可能な「ダンパー式」の製品を選ぶようにしましょう。
ルーフテントがおすすめな理由
ここまでルーフテントの種類を解説しました。
ここで簡単にルーフテントのおすすめポイントを3つご紹介します。
- 非日常的な体験ができる!
- 車中泊よりも広々とした空間で過ごせる!
- 設営が簡単!
それぞれ以下で説明していきます。
①非日常的な体験ができる!
1つ目のおすすめポイントは非日常的な感覚を味わえるということです。
普段とは異なる視点から景色を眺め、生活したり眠ったりするのは想像するだけでワクワクしますよね!
またルーフテントによっては天窓が付いているものもあるため、満天の星空を眺めながら眠りにつくなんてこともできてしまいます。
これもルーフテントならではの非日常を味わえる魅力ですね。
②車中泊よりも広々とした空間で過ごせる!
そしてもう1つは、車中泊をするよりも広々とした空間で過ごせるということです。
車中泊ではテントを出す必要が無かったり、室温を調整できるといった、たくさんの魅力がありキャンプ初心者の方にも非常におすすめです。
しかし、車中泊をするにも広さの限界があります。キャンピングカーなど車中泊を想定して設計された車であれば、問題はありませんが、一般的な車で車中泊をする場合は、やや狭苦しく感じることもあるかもしれません。
それがルーフテントだと、普通に車中泊をするよりも広々とした空間で寝泊まりをすることができるます。
車の中にはアウトドア用品を目一杯詰め込み、寝るときはルーフテントで過ごすなんてことも可能です。
③設営が簡単!
ルーフテントは車の屋根に取り付けられており、設置位置が重要なため、最初の取り付け時は想像以上に大変ですが、一度取り付けてしまえば、通常のテントを設営するよりも簡単です。
30秒で設営できてしまうルーフテントもありますが、何かと体力を奪われるアウトドアでも楽々設営できて便利ですよね。
設営の仕方はこちらの動画がイメージしやすいかと思います。
おすすめのルーフテントを6つ紹介!
いよいよここからはおすすめのルーフテントを、種類別に合計7つ紹介していきます。
これからルーフテント購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめの「タワー型」ルーフテント!
①Hewflitルーフテント
タワー型のおすすめはこちら、Hewflitルーフテントです。こちらのルーフテントでは非常に広々とした空間を体感することができます。
購入者のレビューを見ても「室内は大方1方だと広々使えて、2方までは過ごせる」「182cmの私でもゆっくり足伸ばして寝れる」といった意見がありました。
対応車種は普通車からSUV、ミニバンなど幅広い車種で使用できるので、とてもおすすめです。
そしてHewflitは通気性も良く、暑苦しく感じたりすることもないため快適に過ごすことができるというのも特徴の1つです。
テントの展開に関しても、油圧昇降式となっていて、天井部分を押し上げるだけのワンタッチでスムーズに行うことができます。
またこちらのルーフテントはルーフキャリアに固定して利用できるので、もしもみなさんがHewflitルーフテントを利用しようと考えているのであればルーフキャリアも同時に必要になってきます。
ルーフキャリアについてはこちらの記事で紹介しているので、併せてご覧ください。
本体サイズ(設置時) | 215cm×130cm×110cm |
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本体重量 | 67kg |
カラー | ブラック/ホワイト |
テント生地 | ポリエステル |
おすすめの「シェル型」ルーフテント!
①CampGear ルーフテント
「シェル型」1つ目に紹介するのは、CampGearのルーフテントです。
こちらのルーフテントの最大の魅力は「設営の簡単さ」です。
3秒で蓋を開けて、伸縮パネルを引き出してハシゴを設置するまで30秒、全部で1分ほどでテントの展開ができてしまいます。
ルーフへは付属のハシゴを使って昇降しますが、ハシゴの長さも2段階に調節できるので、どんな車高の車にも対応させることが可能です。
拡張可能なキングサイズフロアがあるため、大人2人と子供2人の計4人までゆったりと寝る事ができます。これは「シェル型」では考えられないほどのサイズ感ですよね。
さらにスカイビューウィンドウという透明の窓が付いているので、テントの中から満点の星空を眺めながら眠りに付くこともできますよ。
手軽な設営や広さが魅力的なこちらのCampGearですが、カスタマーレビューが無い点が少し不安なところです。何か疑問点や不安な点がある方は、購入前に、メーカーにお問い合わせすることをおすすめします!
本体サイズ(設置時) | 190cm×140cm×97cm |
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本体重量 | 75kg |
カラー | ホワイト |
テント生地 | メッシュ |
②全自動ルーフテント
2つ目に紹介するのは、全自動ルーフテントです。
画像引用元:rakuten
こちらのルーフテントはその名の通り、電動立ち上げシステムを搭載しておりテントの展開と収納をリモコンまたはスマホの専用アプリから簡単に操作することができます。
わずか1分でテントの設置が完了するので誰でも手軽に使用できそうですね!
さらにテントが開いた状態でも70kmの風速に耐えるほどの防風機能が備わっています。
これは「210D ポリエステ」と呼ばれる頑丈な生地をテントに使用していることから実現しています。
防風以外にも防水、防寒、防砂、UVカットもできてしまいます。これまで紹介したルーフテントよりも値段が高いですが、それに見合った機能がついているのでこちらもおすすめです。
こちらも先ほど同様、カスタマーレビューが無いので疑問点は直接メーカーに尋ねてみてください。
本体サイズ(設置時) | 217x134x115cm |
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本体重量 | 63kg |
カラー | アーミーグリーン |
テント生地 | ポリエステル |
おすすめの「ルーフトップ型」テント
①Smittybilt(スミッティビルト)「オーバーランダーテント」
こちらはフラットタイプのルーフラック対応の1956年設立のSmittybiltから販売されているルーフテントです。
※ルーフラックについてはこちらの記事をご覧ください。
大人2人がゆったりと眠ることができる大きさなので、カップルや友達同士でキャンプを楽しみたい方にぴったりです。
テントには防水性ポリエステルの素材が使用されているため、突然雨が降ったりしても問題ありません。
購入者のレビューを見てみると「北海道の真冬の海岸で、タープが飛ぶほどの強風の中でも使用できる程度に頑丈」や「展開は約2分、収納は慣れれば5分強で可能。」といった意見が見られました。
耐久性や設営の簡単さに定評がある一方で、「展開時、テント床中央の両側面に隙間ができる」という意見もありました。虫や風が入ってきてしまう可能性もあるため、内側からタオルや布を被せて対処したりする必要がありそうですね。
本体サイズ(設置時) | 幅241×縦142×高さ130cm |
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本体重量 | 59.8kg |
カラー | カーキ×グリーン |
テント生地 | トップ素材:防水性ポリエステル、ポリウレタン ベース素材:ポリウレタン |
②YAKIMA ルーフトップテント
続いて2つ目に紹介するのは、1998年設立のアウトドア・ギアブランド「YAKIMA」が販売するルーフトップテントです。
大方2方が入ることのできるテントスペースには、厚さ6cmの洗濯可能なフォームマットレスが敷いてあるためふかふかの感触の上で快適に過ごすことができます。
さらに天窓も付いているため星空を見ながら寝ることもできます。アウトドアをたくさん楽しんだ後に満天の星空を眺めて就寝なんて流れは憧れますよね!
テントサイズは展開時に203×120×95cmの大きさがありながら、本体重量は約43㎏と非常に軽いです。この軽さは210デニール(糸の太さ)のナイロン製の素材をテントに使用していることからきています。ルーフテントを設置するために必要なルーフキャリアによって最大対荷重が決められているので必然的にテントは軽いものの方が汎用性が高まりますね。
実際に商品を買った方のレビューには「届いてから付属の工具でルーフキャリアに取り付け、キャンプ場では広げるだけなので数分で設置可能」などコスパが良いという意見も見られました。
しかし、一方でこちらのYAKIMAのルーフテントは、縦横両方設置できるように穴が空いており、「縦置きだとリベット(端部を塑性変形させて接合させる部品)にテントを固定するレールの部分が当たってしまうので、2箇所穴を開ける必要がある」といった意見も見られました。
横向きでテントを展開させる場合は問題ないですが、縦向きでテントを設置したい方は要注意ですね。
またテントの仕様上、隙間ができてしまう場合もあるようなので、先ほど紹介した製品同様、ご自分で加工などの対処が出来る方におすすめします。
本体サイズ(設置時) | 142×243×122cm |
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本体重量 | 43kg |
カラー | レッド |
テント生地 | ナイロン |
③iKamper ルーフテント
3つ目に紹介するのはikamper製ルーフトップテントです。
大人だけで3人、子供を含めると大人が2人、子供2人までゆったりと眠れるほどの広さが特徴です。
このようにファミリーなど複数人で利用できるにもかかわらず、コンパクトカーや軽自動車で設置可能な点も嬉しいポイントです。
トップにはハードタイプのレインフライやポリエステルのジッパーが使用されているため、耐久性の面でも心配いりません。
さらに低反発のマットレスが採用されているため、寝心地もとても良い製品となっています。
懸念点として、カスタマーレビューが無いので、注文確定前に必ず疑問な事はお問合せすることをおすすめします。
本体サイズ(設置時) | 210×218×110cm |
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本体重量 | 73kg |
カラー | ブラック/ホワイト |
テント生地 | ポリコットン |
ルーフテントを選ぶ上でのポイント!
それでは最後に、ここではルーフテント選びのポイントについて紹介していきます。先ほどにもお話したように、ルーフテントには様々な種類があるため、みなさんなりにこだわりを持って選ぶことが大切になります。
しかし、こだわりはあっても実際に選ぶのには自信がないという方も、きっといるのではないでしょうか。
そんなときは、これから紹介する3つのポイントを押さえておけばルーフテント選びで失敗を防ぐことができます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
①車高を考慮してサイズを選ぶ
1つ目は、ルーフテント設置時の車高に気を付けるということです。
サイズは意外と見逃しがちな観点ですが、大きすぎるサイズを選んでしまうと、車の車高が必要以上に高くなり、駐車場によっては入れないなんてことにもなりかねません。
一般的な、立体駐車場の車高制限の平均は2000mm〜2500mmほどなので、これを超えないように購入前に必ず確認しておくようにしましょう!
②生地や質感にこだわって選ぶ
そしてもう1つは、生地や質感にこだわって選ぶということです。これはルーフテントそのものの特徴にも大きくつながるのですが、ルーフテントの生地は雨をはじく素材やUVカットしてくれるものはもちろん、先ほど紹介した商品のように防風・防砂・防寒加工されたものもあります。
キャンプ地などの奥地は午前と午後の寒暖差が激しいところや風が強い箇所が多い為、テント生地の頑丈さを見据えて選ぶのもポイントです。
このように、生地にこだわってルーフテントを選ぶというのも失敗しないルーフテントの選び方の1つです。
③隙間ができてしまう場合がある
ルーフテントはその構造上、どうしても出入り口に隙間ができてしまうモノもあります。
特に折り畳んで横方向に開くルーフトップ型のルーフテントに多く見られます。先述したようにタオルで覆うなどの応急処置は出来ますが、寒い冬の日なんかは冷気が入り込んできてしまい大変ですよね。
そのため購入前にきちんと直接メーカーに問い合わせすることをおすすめします。
まとめ
今回はルーフテントとは一体何なのかということから、おすすめのルーフテントやその特徴、そして失敗しないルーフテントの選び方について紹介しました。
実際にルーフテントにはとても数多くの種類が存在していますが、車種が限定されているものによってはデザインが特徴的であったり、広々とした空間で過ごすことができるものなど幅広い特徴があるということがわかりました。
もしもみなさんが今どのようなルーフテントを選ぼうか悩んでいるのであれば、ぜひ今回紹介したルーフテントを参考に選んでみてはいかがでしょうか。