コンテナハウスのデメリットやメリットって?人気メーカー7選を紹介

コンテナハウスのデメリットやメリットって?人気メーカー7選を紹介
はっしー
ガレージライフ運営者の「はっしー」です。週末は「八ヶ岳」でドライブを楽しんでます。思い切ってガレージハウスを建てることにしました。八ヶ岳・小淵沢の魅力や楽しみ方を発信します。

近年、日本でも人気が高まっているコンテナハウス。

安く手軽に建てられることもあって、自分流のオンリーワンハウスができます。いつかコンテナハウスを持ちたい方も多いのではないでしょうか。

しかし、コンテナハウスとは具体的にどのようなものなのでしょうか。せっかくの機会なので調べてみました。

コンテナハウスのメリット、デメリット、またコンテナハウスの人気メーカーがわかりましたのでご紹介したいと思います。

コンテナハウスとは


画像引用元:ひろログ

コンテナハウスとは、読んで字のごとくコンテナ型の家のことです。

ここからはコンテナハウスの特徴、およびメリット、デメリットをみてみましょう。

コンテナハウスの特徴

画像引用元:containerism

コンテナとは、貨物列車で運搬されているプレハブのような簡易型箱のことなので、コンテナハウスというのはプレハブのような家と思う方もいらっしゃるでしょう。

確かにひと昔前までは、箱型のプレハブで貸倉庫などによく使われているタイプばかりでしたが、コンテナはモジュール化されているため、複数のコンテナを積み重ねたり並べたりすることもできます。

画像引用元:2040.jp

そうした中で近年は、さまざまなデザイン、組み合わせが可能になり、2階建てのものや、おしゃれなデザインハウスのようなものも出てきています。

画像引用元:dwell

コンテナハウスは、従来の住宅と比べ、費用も抑えられ、なおかつ早く作ることができるのですが、それだけに強度に不安を持つ人も多いでしょう。

しかし、コンテナハウスを作るためには、JIS鋼材で造りJIS認定工場で溶接が行われないといけないため強度・耐久性に問題はありません。

コンテナハウスの相場

コンテナハウスはすでにコンテナだけでなく、壁・床・屋根なども出来上がっているものを使うため、価格を抑えられるのが特徴です。

相場としては、標準的なコンテナの規格である20フィート(約9畳)のサイズであれば85万円程度から、40フィート(約18畳)なら160万円程度からとされています。


画像引用元:現代コンテナ建設研究所

もちろんコンテナハウスを建てても生活するには、ただ家を建てるだけでは住めませんので、窓や空調設備、電気などのライフラインの整備、シャワー、トイレ、キッチンなどの水回りも必須です。20フィート(約9畳)の大きさですとこれらのライフライン整備で約300万円くらいは必要になります。

決して安くはないかもしれませんが、一般的な住宅を建てると思えばはるかに格安ですね。

コンテナハウスのメリット

コンテナハウスのメリットはこの5つです。

  1. 安価で工期が早い
  2. 組み合わせの自由度が高い
  3. 安全性が高く、住みやすい
  4. 増改築ができる
  5. 移動が可能

詳しく見ていきましょう。

①安価で工期が早い


コンテナ部、壁や屋根なども規定品のなかから選んで組み立てるイメージのため、コンテナハウスは相場として300万円からと安く、しかも工期も早く仕上がります。

②組み合わせの自由度が高い


小さいサイズのコンテナを複数個組み合わせて作り上げることも可能なため、2階建てにするもよし、スペースがあれば、プライベートルームをいくつも作るのも良し、組み合わせを自由に自分で選ぶことができるので、世界に1つの自分だけの家が出来上がります。

コンテナハウス組み合わせの使用例

オーソドックスなコンテナハウスを複数組み合わせて、ひとつひとつに色を塗り分けることで、カラフルなゲストハウスとして人気です。(韓国)

画像引用元:homily

1つは店舗として利用、もう1つは在庫管理用の倉庫として組み合わせて、大きなお店と同様のスペースを確保しています。(日本)

画像引用元:YODOKARI

全く形状の違うコンテナハウスを組み合わせることで、おしゃれなデザインハウスができあがります。(中国)

画像引用元:BusinessTimeline.jp

③安全性が高く、住みやすい


材質である鋼鉄が不燃性であり、準耐火建築の基準を満たしやすく火事に強い特徴があります。

コンテナはもともと大量の荷物を運搬するもののため、頑丈で耐震性にも優れています。
更に、重厚な作りになるため、木造住宅よりも気密性があり、遮音性も高いです。

④増改築ができる


店舗のスペースを拡張させたい、家族が増えた、トイレやシャワーをコンテナハウスという形で増設させたいといった希望から自由に改築をすることができます。

コンテナハウスを増改築した使用例

こちらは飲食店のスペース拡張のためにウッドデッキ付きのはなれを増築した例です。


画像引用元:エイコー林業

こちらは野外キャンプ施設に増設したトイレ・シャワー機能を兼ね備えたコンテナハウスです。


画像引用元:エイコー林業

こちらのウッディな外観デザインは大自然の風景にマッチしていて違和感が見られませんね!

⑤移動が可能


ISO規格サイズにあったコンテナのため、世界中どこでも大型トラックに積んで移動が可能です。

移設がそのままではできないタイプのコンテナハウスでも、簡単に組み立てたものを一度外して組み直すこともできます。

そのため、季節に合わせて自由に住む場所を変えるなど、従来の常識に捉われない生き方ができます。

また、同じ土地でなくとも、コンテナハウスだけを売りに出すなんてこともできますね。

コンテナハウスのデメリット・注意点

続いてコンテナハウスのデメリット、注意点を3つ紹介します。コンテナハウスの購入に興味がある方は参考にしてみてください。

  1. 熱がこもりやすい
  2. ある程度の広いスペースが必要
  3. 固定資産税は必要、建築基準法順守

①熱がこもりやすい


コンテナハウスは言ってしまえば鉄の箱です。

そのため、熱が木造住宅などと比較するとこもりやすいため、夏などはそのままでは住める状態ではありません。

住宅として使用する場合は、断熱材を壁に入れる追加工事が必要で20フィート(約9畳)の場合おおよそプラスで150万円ほどかかります。

倉庫として使用する場合は、夏の時期などは蒸し風呂状態になることを想定しておく必要があります。

②ある程度の広いスペースが必要


コンテナハウスは、ある程度組み立てた状態で運搬するため、大型トラックでの運搬が必要となってきます。

そのため、最低限大型トラックが通れる広い道路が前面にある、設置場所においてクレーンが使えるように電線などがないか、などの事前確認が必要になります。

③固定資産税は必要、建築基準法順守


コンテナハウスは、移動も可能のため、不動産ではないと思う人もいるかもしれませんが、コンテナハウスは屋根があって四方を壁で囲まれている構造物で建築物です。

そのため、固定資産税はかかります。

また、当然、日本の建築基準法を守った家づくりは順守となります。

ちなみに、トレーラーハウスは固定資産税がかかりません。
こちらの記事でトレーラーハウスについて紹介してますのでよろしければご覧ください。

コンテナハウスの人気の理由

画像引用元:LIFULL HOME’S

コンテナハウスの人気の最大の理由は、なんといっても「自由度の高さ」です。

自分の好きなデザインで自由に組み合わせることができるので、増改築が容易にでき、個人個人の自由な発想が尊重される現代社会の生き方にフィットしているといえます。

また、移設も簡単で、テレワークが進んでいく今、どこにいても同じように働けるようになっていくため、ますますコンテナハウスの需要は増すと予想されます。

更に、耐火性、耐震性に優れている点も、災害の多い日本においては大きなポイントとなるでしょう。

コンテナハウスの人気メーカー7選

コンテナハウスは、既存の出来ているコンテナから選ぶ、組み合わせるため、自分のセンスに合ったコンテナハウスメーカーを見つけることが最重要となってきます。

そこで、おすすめできる人気のコンテナハウスメーカー7選を紹介したいと思います。

①三協フロンテア

画像引用元:三協フロンテア

創業50年を超える、コンテナハウスをはじめとしたユニットハウス、トランクルーム、プレハブなどの販売だけではなくレンタルも行っている会社です。

上場企業で全国規模で展開しているため、北は北海道、南は沖縄まで店舗があり、どこでも簡単にコンテナハウスの見学を行うことが可能、購入後のサポートも行いやすいです。

またソーシャルディスタンスの今、オンライン商談やチャットでの問い合わせも行っています。

住所 〒277-8539
千葉県柏市新十余二5番地
Tel 0120-865-390
HP http://www.sankyofrontier.com/

②株式会社新井組

画像引用元:株式会社新井組

本社は兵庫県西宮市にある、全国規模の建設会社で、全国の道路や商業施設、公共建設物などの建設を承っています。

新井組コンテナハウスの最大の特徴といえば「広がルーム」。

トラック搬送の最大約2.4m幅のコンテナルームが、現地で瞬時に約4.0m幅の広さに拡大可能、そのため、大型トラックが入りづらい土地への運搬が必要な場合には威力を発揮します。

高さについても同様に伸長可能なため、使用環境に応じて、自由に縦横の長さを現地に建ててから調整が可能となっています。

また、コンテナハウスを移設、もしくは撤去する際も、従来のコンテナハウスより容易というメリットもあります。

住所 〒662-8502
兵庫県西宮市池田町12番20号
Tel 0798-26-3111(本社)
HP http://www.araigumi.co.jp/

③株式会社ワコーパレット

画像引用元:株式会社ワコーパレット

コンテナハウスの販売だけでなく、カゴ車や木製パレット、プラスチックパレットなどの物流機器の販売、レンタルも行っている会社です。

コンテナの加工から各種パーツの組付けまですべての工程を自社工場で行うため、迅速かつ自由なカスタマイズもしやすいメリットがあります。

また、冷蔵冷凍コンテナや温蔵コンテナなども扱っているため、倉庫としての使用をはじめ、さまざまな使い方に対応できます。

住所 〒550-0015
大阪市西区南堀江3丁目14番12号
Tel 06-6541-8033(本社)
HP http://www.araigumi.co.jp/

④TETSUYA

画像引用元:TETSUYA

ワンランク上のコンテナハウスと謳っているとおり、デザイン性には特に定評のあるコンテナハウスメーカーです。

自由かつクリエイティブにカスタマイズ可能で、世界統一規格サイズを採用しています。

撤去後のリサイクルもしやすく、資源循環型社会に貢献しているところもポイントです。

東京八王子にカフェバーを兼ねたモデルハウスがあります。

住所 〒193-0826
東京都八王子市元八王子町1-419
Tel

042-686-0690(本社)

HP https://www.ih-tetsuya.com/

⑤エイコー林業株式会社

画像引用元:エイコー林業株式会社

林業会社だけに、高級国産無垢材を使用したコンテナハウスを得意としています。

そのため、コンテナハウスながら木のぬくもりも得ることができ、和モダンのインパクトのあるものを作り上げることができます。

また、内装にも国産ヒノキを使用したものにでき、日本らしい家を仕上げることが可能です。

住所 〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル 10F
Tel

06-6442-1441(本社)

HP https://www.eicoh-ringyo.co.jp/

⑥ロッコーエンジニアリング

画像引用元:ロッコーエンジニアリング

オーソドックスなコンテナハウスからさまざまなオプションが用意されているため、自分流のカスタマイズができます。

また、DIYで自分自身が好きなスタイルへと変えていきたい人にもおすすめです。

住所 〒650-0045
兵庫県神戸市中央区港島6丁目2番5
Tel

078-303-3539(本社)

HP https://rokko-e.com/index.php

⑦コンテナハウス


画像引用元:コンテナハウス

社名のとおり、コンテナハウスに特化した会社のため、提案から建設、設置までトータルの流れを請け負っています。

そのため、居住用、倉庫、別荘までさまざまなタイプのコンテナハウスが用意されています。

また、富士山のふもと、山中湖畔にレンタルハウスがあるため、試しに住んでみたい人にもおすすめです。

住所 〒150-0034
東京都渋谷区代官山町1-8 代官山太平洋ビル2階
Tel

03-6416-1240

HP https://rokko-e.com/index.php

まとめ

ますます人気が高まっているコンテナハウス。

設置費用もお手頃で、工期も早いため、好きな場所の土地を手に入れ、自分の思うがままのデザインのコンテナハウスを作って住んでみたい!

そんな夢を持っている人も多いのではないでしょうか?

ぜひ、コンテナハウスで新しいライフスタイルを形成してください。

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