自慢の愛車を保管したり、趣味の部屋として活用されるガレージですが、どうせ建てるならカッコ良くてオシャレなものにしたいですよね。
そこでこの記事では、機能性が高くオシャレなガレージを手掛ける、ガレージメーカーを5選紹介していきます!
またガレージの種類や建てる前に知っておきたいポイントも解説していくので、これからガレージを建てようと思っている方はぜひ参考にしてみて下さい!
ガレージの種類
ガレージには大きく分けて以下の2種類があります。
- 独立型ガレージ
- ビルトインガレージ
ここからはそれぞれどのような違いがあるのかを解説していきます!
①独立型ガレージ
画像引用元:eeplan
独立型ガレージとは、住宅とは別の建物として敷地内に設置するガレージを指します。
独立型のガレージは既製品を購入し建設する方法と1からオーダーメイドで建てる2つの方法があります。
既製品を購入する場合は、ガレージの大きさや素材、さらに設備によっても変わりますが、本体とコンクリート打診工事合わせて100万円〜程度が相場となっています。
オーダーメイドで1からガレージを建設する場合は、自分の好みに合わせてガレージのデザインや素材を選ぶことができるので、オリジナリティがある分、価格は既製品と比較すると大幅にアップしてしまいます。
②ビルトインガレージ
画像引用元:pohaus
ガレージの2つ目の種類、それはビルトインガレージです。
ビルトインガレージとはその名の通り、住宅とガレージが一体となったガレージを指します。
ビルトインガレージは住宅の1階部分にガレージを設置するのが主流で、2階、3階は居住空間となります。
愛車を眺めながら生活を送ることができたり、雨の日でも濡れずに車に乗り込むことができるといったメリットがあります。ビルトインガレージの実際の使用例や詳しいメリットやデメリットはこちらの記事で解説しているので、こちらもチェックしてみて下さい。
独立型ガレージのメリット・デメリット
ここまででガレージの種類についてはお分かり頂けたと思います。
次に独立型ガレージのメリット、デメリットについて具体的に解説していきます。
メリットを3つ紹介!
①土地を有効活用することができる!
1つ目のメリットは、土地を有効活用することができることです。独立型ガレージは先述したように住宅とは別の建物として設置するガレージです。その為、ご自身の余っている庭などのスペースにガレージを設置することなどが可能です。
2つ目のメリットとしても述べますが、独立型のガレージは、リフォーム工事で手軽に設置することができるので、余ったスペースに合わせて様々な使い方が出来ます。
例えば、ガレージとしてだけでは無く、物置の延長として使用することもおすすめです。
②手軽に後付けが可能!
2つ目のメリットはガレージを手軽に後付けで設置可能という点です。
ビルトインガレージですと、初めからガレージ部分の大きさは制限されている為、用途によっては大きすぎたり、小さすぎたりする場合もありますが、独立型ガレージは、先述したように既製品を購入しリフォーム工事で設置することが出来るので、予算や用途、所有車のサイズに合わせてベストなガレージを選択することができます。
③ガレージ本体をカスタマイズすることが出来る!
独立型ガレージは連結可能なタイプもあり、2台目3台目用のガレージとして追加したり、バイクや自転車、防災用品、趣味の道具などの置き場としても使えるように、カスタマイズ性があります。
またカラーバリエーションも豊富だったり、シャッターの種類も変えることができたりする点も非常に魅力的ですね。
デメリットを2つ紹介!
①ガレージに行くために一度、外に出る必要がある
独立型ガレージは、住宅とガレージが一体化しているビルトインガレージとは異なる為、ガレージに行くまでに一度、外を通り移動する必要があります。
そのため、暑い夏の日や、寒い冬の季節には、ガレージまでの移動が億劫になってしまうこともありそうですね。
また高齢者や足が不自由な方がいるご家庭は、ガレージまでの道のりをバリアフリーにする工事なんかも必要になる可能性があります。
②「生活」と「ガレージ」が切り離されてしまう
2つ目のデメリットは、「生活」と「ガレージ」が切り離されてしまうことです。
ビルトインガレージとは異なり、ガレージと住宅が別棟になっている独立型ガレージでは、生活する中で、「騒音や排気を気にすること無く、一緒に住んでいる家族にも迷惑がかからない」といったメリットもある一方、車と共に暮らしている感覚や家の中で愛車を眺められるような一体感はどうしても薄れてしまいます。
独立型ガレージのおすすめメーカー
ここからはいよいよオシャレな独立型ガレージを販売するメーカーを5選紹介していきます。
ぜひみなさんがガレージを建てる際の参考になれば幸いです。
それでは見ていきましょう!
①ヨドコウ
画像引用元:ヨドコウ
はじめに紹介するガレージメーカーはヨドコウです。
ヨドコウとは1935年に設立された、大阪府に本社を構える鉄鋼メーカー「淀川製鋼所」の略称です。
ヨドコウではガレージの他にも、物置や倉庫、カーポ、自転車置き場など幅広い製品を扱っています。
そんなヨドコウガレージの特徴は、耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使用している点や、連結やオプションの追加などのカスタマイズ性などが挙げられます。
ヨドコウで販売されているガレージの詳細や、特色はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください!
②リクシル
画像引用元:リクシル
LIXIL(リクシル)は2010年に設立された住宅設備機器業界の大手企業です。
「LIXIL」とは、「住」(LIVING)と「生活」(LIFE)から作られた造語で、ガレージやカーポートと言ったカースペースに加え、キッチンや浴室、洗面所、トイレ、寝室などの製品が販売されています。
そんなリクシルのガレージ最大の特徴はデザイン性にあります。
こちらのガレージはフルオープンとフルクローズどちらにも対応することができ、天窓から注ぎ込む陽の光や吹き抜ける爽やかな風を感じることの出来る、非常に開放感溢れる設計となっています。
デザイン性の他にも、シャッター面反対側の背面に換気扇を取り付けたり、ガレージにカーポートを連棟させることが出来たりとオプションも充実しています。
気になった方はぜひHPをチェックしてみて下さい。
③ジェイスタイル・ガレージ
画像引用元:ジェイスタイル・ガレージ
3つ目に紹介するのはジェイスタイル・ガレージです。
ジェイスタイル・ガレージは、2006年に設立された木製キットガレージやガレージハウス、小屋などを販売しているガレージとガレージドアの専門店・メーカーです。
木製ガレージには、かつて「生命の木」と呼ばれたカナダ製のレッドシダーが使用されています。
こちらは実際の使用例ですが、アメ車とシダーガレージの外観は相性抜群で、とてもオシャレですよね。内観も木製の良い味が出ており、まるで秘密基地のようです。
アメリカンなガレージを建てたいと考えている方にとてもおすすめです。
アメリカンガレージに関してはこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。
またシダーガレージはみるみるうちに、出来上がっていくので、完成までの過程を見ているだけでもワクワクしますね。特にトラスが並んでくると一気にガレージ感が増してカッコ良いですね!
最初にも述べたように、ジェイスタイルガレージではガレージの他にも「住めるガレージ」としてガレージハウスの販売もされています。
ガレージ部分をオフィスや書斎、店舗としてなどいろいろな使い方が出来そうですね!
④グリーンベル
画像引用元:グリーンベル
4つ目に紹介するのはグリーンベルです。
グリーンベルは2003年に設立された長野県に本社を持つガレージや物置小屋の販売・施工を行っているメーカーです。
そんなグリーンベル最大の特徴はデザイン性と提案力にあります。
画像引用元:グリーンベル
はじめにガレージ設置を希望している方が、イメージするガレージの完成例や細かい希望などを全てグリーンベルに伝えます。その後、グリーンベルがコンピュータで製品の製造をする、独自のCAD(computer-aided design)システムを利用し、希望に沿ったガレージ設計の提案をしてくれます。
その後も購入者が納得するまで、修正案を提示し細部までこだわってガレージを建ててくれます。大切な愛車を保管するための場所なので、やはり外観はもちろん、内装にもたっぷりこだわりを発揮して、趣味全開のガレージ空間を作り上げたいですよね。
皆さんも、こだわりぬいたガレージをグリーンベルで建ててみてはいかがでしょうか。
⑤稲葉製作所
画像引用元:イナバ物置
最後に紹介するのは、稲葉製作所です。
稲葉製作所は「イナバ物置」という非常に有名なブランドを手掛ける、1950年に設立された、家庭、オフィス用の家具や倉庫などの製造や販売を行う老舗のメーカーです。
「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!」というテレビコマーシャルを、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
イナバ物置というとその名の通り、物置を想像される方が多いと思いますが、実は四輪用ガレージやバイクガレージの販売もされています。
イナバ物置で販売されているガレージは「アルシア」「ガレーディア」「ブローディア」「シャコパルテ」の4種類です。全種類とも耐久性に優れており、シンプルなデザインが特徴です。
またこれまで紹介してきたメーカーで販売されているガレージと比較すると、イナバ物置で販売されているガレージはお求めやすい価格となっています。窓やシャッターの使用、換気扇の有無などオプションを付けるか付けないかで変わってきますが、安価なもので30万円〜購入することが出来ます。
シンプルでコスパの良いガレージを求めている方にはとてもおすすめです。
ガレージを建てる前に知っておきたいポイント
ここまでおすすめのガレージメーカーを見ていきました。
皆さんの中で、「こんなガレージが欲しいなあ」と言ったイメージが湧いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、次にガレージを建てる前に知っておくべきポイントを3つご紹介します!
①確認申請が必要かチェックしよう!
建築基準法2条の定義によると 建築物とは【土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱もしくは壁を有するもの】と記載されています。そのため、ガレージも「建築物」という扱いになり、新築住宅同様の手続きが必要になります。
ただし、建築基準法6条の2項に記載されていますが、下記の2つの要件を満たす場合は、建築確認の必要がない場合があります。
(※確認申請の有無は必ずメーカーに確認しておきましょう。)
- 床面積が10㎡以下の建築物であること
- 建築位置が防火地域、もしくは準防火地域ではないこと
確認申請の流れは以下の通りです。
- 建築確認を申し込む
- 自治体などが書類で確認
- 建築確認済証の交付
- 工事着工(完成まで)
- 完了審査の申請
- 完了審査・検査済証の交付
基本的に建築確認申請は、設計事務所や施工会社が行いますが、一応確認はしておきましょう。
②将来を見据えたガレージ設計をしよう!
ガレージは大きい買い物なので、長く愛用したいですよね。
今後のライフスタイルや家族構成の変化などによっても、車の台数が増えたり、車を買い替えたりする可能性があります。そこで今のうちから、きちんと将来を考え、余裕を持ったガレージのサイズを選ぶようにしましょう。
③オプションもきちんとチェックしよう!
ガレージは愛車を保管するだけでなく、オフィスにしたり趣味の部屋にしたりと様々な使い方が出来ます。窓や換気扇、キッチンを完備させたりと、ご自身の用途を考えた上で、しっかりと別途オプションを確認しておくようにしましょう!
まとめ
ここまでガレージの種類から、おすすめのメーカー、ガレージ購入の際に気を付けたいポイントなどを解説していきました。
記事中でも言及しましたが、ガレージは大きい買い物ですので、後悔の無いように設置したいですよね。
今回紹介した以外にもたくさんのガレージメーカーが存在し、それぞれの特徴や強みも異なります。
色々なメーカーをご自分の目で見て、納得のいく、こだわり抜いたガレージを作り上げてみてはいかがでしょうか。